ランイベント:ランニングの世界で自分に与えられた役割

愛媛マラソンが終わったらの話になりますが、新しいランニング事業としてランイベントを始める予定です。練習会はこれまでもやってきましたが、それとは別に土曜の9〜12時くらいのスケジュールで、都内を走るイベントを開催するつもりです。

自分の予定としてすでに土曜日が埋まっている日もありますが、基本的には遠征する場合も、そのイベントが終わってから移動というスタンスにする予定で、できるだけ毎週開催できるように計画を立てます。そのため、まずは50コース考えることから始めます。

たとえば銀座線や東横線を走るコース。他にも東京の坂道や階段を走るコースなど。10コースくらいなら簡単に作れますが、それ以上となるとなかなか難しそうです。それでも、少なくとも半年分のスケジュールになる25コースは組んでおきたいところです。


定員は10名までで参加費は1,500円といったところでしょうか。参加者1名だと都内まで観光ランをしに行っただけになりますが、7名集まればその日の仕事として成立します。午後にパーソナルトレーニングを入れることができれば完璧ですが、さすがにすぐにそこまではもう少し未来の話。

これが上手くいけばインバウンド向けにもサービスを展開していけるという皮算用。夏は「箱根越えラン」みたいなスペシャルイベントにすることもできるし、可能性は広がっていくのかなと。別に練習会でもいいので、最初は交互にするかもしれません。

これができるのかどうかで、働き方が大きく変わります。ただ、営業活動も必要になりますし、簡単に軌道に乗るわけでもありません。ニーズは確かにあるので、最初は1〜3人程度の少人数から始めて、2〜3年で軌道に乗せる感じになるかと思います。

走る楽しさ、走れることの可能性をどうにかして広めていく。それが愛媛マラソン後の私の役割だと思っています。速く走れる方法を教えるトレーナーは無数にいますが、楽しさを教えるトレーナーは限られています。だったら私がやればいいのかなと。

いま、ランニングの行き着く先がマラソンだけになっていて、それはとても不健康なことだと考えています。走れることを使って、もっとたくさんの楽しみが待っているのに、マラソン大会という狭い世界にだけ注目が集まっている状態をなんとかしたい。

ランニングはもっと自由で、もっと可能性に満ちています。そしてフルマラソンというのはとても不健康なスポーツであり、みんながみんな目指すべきところではないという考え方も定着させたいところ。練習せずにフルマラソンを走る人がいますが、それこそ「ランニング=マラソン」という考え方の弊害。


フルマラソンを走れることは素晴らしいことですが、フルマラソンを走ることは素晴らしいこととは限りません。この違いをいかにして理解してもらうか。それも私がランニング人生をかけてやっていくことのひとつ。フルマラソン至上主義はそろそろ終わりにしたほうがいい。

とはいえ、日本人の性格上どうしてもフルマラソンを目指してしまうもの。だからこそ、フルマラソンの先のこととして旅ランや街ランを提案していく。ランイベントはそのきっかけになるようなものをイメージしています。シリアスさはゼロ。ただ楽しく走るだけ。

気になる道があるから走る。ランニングをそれくらいシンプルなものにしてもらいたい。もちろんシリアスに走ることも悪くはありません。ただ、私がそこに誘う必要はないかなと。ランナーは黙っていてもそこに向かってしまう生き物ですから。

著:テリー植田
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