
日雇いのアルバイトでやらないほうがいいと教えられた仕事がいくつかあります。その中のひとつがAmazonの倉庫での仕事でした。かなり評判が悪く、経験した人のほとんどが「やらない方がいい」とアドバイスしてくれましたが、先日何気なく申し込んだ倉庫の仕事がAmazonの倉庫でした。
実際に運用しているのは物流業者なのでわかりにくいんですよね。だからAmazon倉庫だと分かったときにやらかした感がありましたが、実際の仕事は商品を淡々と棚に入れて回るだけで、特に難しいことはありませんでしたし、ノルマもありませんでした。
初めての現場ということで、少し緊張していた分もあって、終わったときにはヘロヘロになっていましたが、慣れたら家までの8kmは走って帰れそうです。あまりにも淡々とし過ぎていて、いつも行っている物流倉庫とは違い世間話をするような雰囲気もありませんが、お金を稼ぐという意味ではまったく問題ありません。
何よりも自宅からそれほど遠くなく、時間を確保できます。1日8時間勤務、交通費込みで1万円になので、20日働けば20万円になります。もちろん20日も通いませんが、こういう仕事と個人事業を掛け合わせれば、それなりの生活ができます。もっとも世の中は初任給が30万円とかいう世界になっているようですが。
毎日働くには退屈な仕事なので、週2〜3日勤務にはしますが、とりあえずしばらくはメインの職場として使うつもりです。できれば前から行っている倉庫をメインにしたいところですが、忙しくないとフルキャストには仕事を出してくれないのでメインにはできません。
いつも行っている倉庫のいいところは、必ず残業になるということ。人手不足によって4時間の残業がつくので、実質1.5日働いたことになります。帰宅するのが0時前になるので、自分の作業ができないというデメリットもあるのですが、週2回行ければ丸1日自宅作業に時間を使えます。
私がいまやらなくてはいけないのがタイムマネージメント。とにかく時間を確保するために試行錯誤しなくてはいけません。やれば資産になる仕事が目の前にあるのに、それを進める時間がない。これを改善できる働き方を考えて、何としてでも時間を確保しなくてはいけません。
倉庫の仕事に限らず、日雇いの仕事は資産にはなりません。職歴にもなりません(現場では経験がプラスに働きますが)。時間をお金に交換しているだけですので、それが未来の自分を助けるということもありません。だから、そればかりしていると貧困になります。
でもサイトを作ったり、ランニングを教えたりというのは資産になります。ランニングを教えるというのは、座っていてもお金になるような資産ではありませんが、教えることが学びにもなり、経験という資産が残ります。フリーランスはそのような資産をどれだけ持っているかが大切です。
その資産にキラーカードを組み合わせることで唯一無二になれます。私の場合は万里の長城マラソン日本事務局やRUNNING STREET 365といったキラーカードがあり、手札として使ったとこはありませんが、湘南工科大学の主席という特殊なカードも持っています。
ただキラーカードを活かすためには、やはり時間が必要になります。だから、日雇い派遣の割合は増やすことができません。できることなら1ヶ月で20日以内。そのほかの時間は自分の資産づくりに使わなくてはいけません。いや、日雇い派遣に出ている日も資産づくりに使う必要があります。
資産の部分はこれまでかなり蔑ろにしてきたところがありますが、昨年末くらいから「積極的につくる」モードになりました。本当なら10年前からやっておくべきだったことですが、今さらそんなことを言っても仕方ありません。やっとやる気になったわけですから、あとは時間を確保してやるべきことをやるだけです。