
Amazonの倉庫に通うようになり、サイトをひとつ閉鎖したのもあって、日々の生活に少しだけゆとりが出てきました。仕事を終えてから帰宅ランしているので、ジョグがとんでもない遅さになっていることを除けば不満はありません。むしろ「ジョグは可能な限りゆっくり」の考え方からするとちょうどいいのかも。
おそらく、これくらいが私にとってベストな仕事量なのでしょう。毎朝掃除する時間も確保できていますし、何かに追われるような時間がまったくなくなりました。やはり「通勤しやすい」というのはとても大切です。9時開始の仕事のために8時より前に家を出る必要がないのは素晴らしい。
最初からAmazonの倉庫に行けばよかったのかもしれませんが、やはりAmazonの倉庫はきついというイメージがありましたし、何よりも他のところでやってきたことが、Amazonの倉庫でも活きています。アルバイトを始めた頃と、今では自分自身の雰囲気も随分違うはずです。
それでいて1日1万円になり(アルバイト収入だと消費税を納めなくていい!)、交通費も片道分の200円程度。都内の仕事だと交通費だけで1,500円くらいかかります。1回のことなら小さなことですが、それが月20日にもなると大きな差になってしまいます。
実際にAmazonの倉庫に行く前と後では、PASMOのチャージ回数が大きく変わっています。そういう小さな差が大きな差になる。それが積み重ねの力です。1週間にフルマラソン1回だけ走るより、毎日10キロ走り続けたほうが走力が上がるのと同じです。
ただ、私は飽きっぽいので、Amazon倉庫だけで働くということはしません。基本は週3回、多くても4回まで。水曜日はランレコードの練習会があるので休みにして、通院や散髪など自分のことをする時間にして、平日あと1日は物流倉庫。土日のどちらかは設営などの仕事という感じになります。
これに取材などが入ってくるので、予定通りに行くことは少ないのでしょうが、それこそがフルキャストで働く理由なので仕方ありません。Amazon倉庫の仕事を入れたことで、普段から台湾旅人などの記事を書けるようにもなりましたし、無理に時間を作る必要がなくなりました。
ベストを尽くすのに、ただがむしゃらに行動する。そういうのは30代までに済ませておくもの(昔なら20代)。その先はベストな結果を出すために、いま何をすればいいかを考える年齢。そしてさらにその先は、考えなくても最適な道を選べるようになる。それが理想的な歳の取り方。
2024年は新しい生活スタイルを模索する1年で、本当にさまざまなことをやってきました。その結果、ようやく自分のスタイルが見つかりつつあります。私にとっての最後のピースだったのがAmazonの倉庫。これで収入は安定しつつ、資産になるサイトづくりもできます。
サイトづくりは結果が出るのに半年以上かかるので、やっていることが正しいかどうかはまだわかりません。でも、やってることに対するニーズがあって、必ずどこかでブレイクスルーすると信じています。それも、長くライターをやってきたからこそ。
すべての経験は必ずどこかで活かされる。少なくとも私は、過去の経験があって今の自分があり、ひとつだって無駄な経験なんてないことを知っています。失敗だって糧になる。いや、糧にできるかどうかが、フリーランスとして生き残れるかどうかの分かれ目です。
とりあえず、Amazonの倉庫で「明日から来なくていい」と言われないように、しっかりスキルアップしていきます。そして、来なくていいと言われたらときに焦らないで済むように、他の仕事もやりつつ、ライターとして資産を積み重ねていくとしましょう。