
いよいよ愛媛マラソン当日になりました。これを書いているのは前日なので、受付を済ませてあとはしっかり寝ればOKという状態です。前日だからといって気負うこともなく、ランレコードのサイトリニューアル作業とお墓参り、そして受付前に大街道のイベントに。
メンタルの状態はかなりいいのですが、大会当日は最高気温が7℃なんだとか。ここ最近はずっと温かい日に愛媛マラソンを走っていたので忘れていましたが、愛媛マラソンは最高気温が10℃を超えないことも珍しくなく、かつてはレース中に雹が降ったことも。
大会前日に全国的な大雪になって、飛行機が運休したこともありました。そのときは新幹線と在来線を乗り継いで、なんとか松山入りしたのですが、移動だけで疲れ果ててマラソンは最初から結果を期待せずにスタートラインに立ったことも。
そういう年に比べれば、最高気温が7℃程度なのは許容範囲内。もっとも寒さは気温だけではなく、風の強さや太陽がどれくらい顔を出しているのかも影響します。天気予報ではスタートから2時間程度は晴れているようなので、あとは風次第というところでしょうか。
ただ、どうなるかは明日にならないとわかりませんが、最悪のコンディションであっても、ここまできたらモチベーションを高めて走るだけです。実際にはスタートブロックで震えているかもしれませんが、号砲が鳴ればやるべきことはただひとつ。
当然のことながらサブ3ペースで走ります。キロ4分10秒から15秒で行けるところまで押す感じです。それよりも速くならないようにだけ注意したいところ。スタートロスは当然あるのですが、Aブロックなので数十秒のことです。1kmあたり2.5秒の余裕があれば20kmで取り返せます。
マラソンそのものは「走るだけ」でいいのですが、走り終わってからの悩みがひとつ。集大成のレースなので、どんな結果が出ても走り終えてから軽くでも飲みたいのですが、寒くてビールどころではなさそうな感じ。これは完全に想定外でした。
集大成の締めが熱燗やお湯割りというのでは、気持ちとしてまったく締まりません。実家に戻ってからRUNNING STREET 365の記事をアップしたり、ブログを書いたりしなくてはいけないので、そもそもそんなにしっかりは飲めないのですが。
そんなことを考えられるくらい、気持ちに余裕があるのですが、ビールを飲める環境でないとしたら、それはかなり切実な問題です。もっとも、予定どおりオールアウトできていたら、自宅まで走って戻るということもできないので、結局のところビールどころではないのですが。
とりあえず、スタート前からしっかりと集中して走ることにします。マラソンで大事なのは集中力なのではないかと最近になって思い始めていて、実は「集中して走る」というのは私が長距離を走るときの原点だったりもします。その話はまたいずれしますが、とにかく大事なのは待機しているときから集中すること。
これまでそれをやってこなかったのは、感じ悪い人になってしまうから。マラソンってやっぱり楽しむスポーツ。集中しすぎて「声を掛けるな」モードになるのは違うと思っていたのですが、今回の愛媛マラソンだけはそれでもいい気がしています。
大事なのは後悔しない走りをすること。それはすべてを出し切るというのではなく、今日できるベストを尽くすということ。それが私のやり方ですし、愛媛マラソンが終わってからも変わらないこと。というわけで、いい結果を報告できると信じて、会場に向かうとします。
