
忙しくなると荒れていく私の部屋。そういう性格なんだとほぼ諦めていたのですが、毎日1つ手放す生活に、毎日掃除をする習慣を組み合わせたことで、劇的な変化が見えはじめました。いつまで続くのかはわかりませんが、人生初の整理整頓思考になりつつあります。
毎日の掃除を始めたことで、まず変わったのは「掃除をしやすい部屋」という意識が生まれたことです。これまでは「仕事をしやすい部屋」だけを考えていたのですが、それでは掃除をするときの動線が悪くて、ストレスになっていたのですが、部屋のレイアウトを変えて、掃除がかなり楽になりました。
ストレスを感じるから続かない。楽だから続く。そんな当たり前のことに気づくのに、かなりの時間をかけてしまいました。まだレイアウト変更は途中なのですが、来月になったら机を買い替えれば完成します。来月までかかるのは、モノをさらに減らす必要があるため。
今は170cmの作業机を使っていますが、これを80cmにします。これはかなりのコンパクトさで、それだけモノを手放す必要があります。また、机は粗大ゴミになるので、合わせて回収してもらいたいモノもいくつかあり、それらを手放す宣言をしてからにしたいなと。
ある程度片付いていくと、今度は「きれいに保管したい」欲が湧いてきました。これは自分でも驚いています。Tシャツも下着も、引き出しに丸めて保管するような大雑把な性格で、しかも靴下と下着が同じ引き出してひしめいており、取り出しにストレスを感じていました。
これも整理整頓し始めたのですが、やり始めると「Tシャツをすべて同じサイズに畳みたい」という欲が湧いてきます。そもそも機械設計者だというのもあって、きちんとしている状態を眺めるのは好きなタイプ。思い立ったら止まらなくて、吊り下げ収納のシャツはすべて折りたたみました。
そうなってくると、手放したいモノもどんどん増えていきます。実は毎日手放しているモノ以外もドンドン減らしていて、部屋の見た目がだいぶすっきりしています。でもまだ足りません。片付ければ片付けるほど、外に出しっぱなしのものが気になり始めます。
浴室やトイレの汚れなども気になるから、時間をかけて掃除をしたり。もしかしたら、ランニングの次に私がのめり込むのは掃除なのかもしれません。汚れているモノがきれいになっていくのが好きで、そして何よりも美しいモノが好きなので、意外と天職かもしれません。
目指すのは掃除のアドバイザーなのか、それとも掃除代行なのかはわかりません。掃除系YouTuberである可能性も否定できません。年数回のペースで部屋が荒れていた自分とはまったくの別人のようで、ハマるものを見つけられたら、人間は簡単に変われるのだと感心しています。
このあと確定申告を終わらせたら、書類の見直しもして、必要ないモノを処分。残すモノも整理整頓していきます。これまでは片付けをしても整理整頓まではしておらず、だからすぐに部屋が散らかるのだと気づきました。あとは、使って出しっぱなしにすることも減りました。
そうなると、毎日の生活がとてもシンプルになっていきます。ただ、整理整頓をするにはある程度の出費もともないます。だからこれまでやってこなかったのもありますが、そこはケチってはいけないところだと気付かされました。もちろん大きな家具などはこれまで通り買いませんが。
こういうとき、私はついつい急いで進めがちなのですが、今回はとにかく時間をかけて行います。50歳の誕生日に理想の部屋に仕上がっていればいいかなと。そのためにはまず、50歳まで掃除を続ける必要があるのですが、今回はどうも続きそうな予感があります。
