デザイン力:ルールと流れに従うことでセンスに追いつく

仕事のための移動時間は基本的に仕事をしているのですが、最寄駅の鶴巻温泉から新宿までがちょうど1時間なので、集中力が続く範囲内というのもあってかなり捗ります。このブログの大半は小田急線の車両内で書いていて、運賃というよりは事務所家賃みたいな感覚です。

移動しながら仕事をするというのはフリーランスになったときから続けていることで、独立したばかりの頃は常に働いていないと不安だったというのもあります。今は抱えている仕事が多いので、移動時間も使わなくては回らないので、移動はそのまま仕事時間になっています。

いまは東京マラソン前でかなりドタバタしていますが、部屋がまったく荒れていないのだけが救いです。いつもなら、足の踏み場もないくらい大変なことになるのに、今は軽い運動ができるくらい余裕があります。まだ置きっぱなしにする癖は抜けませんが、それだけが定位置にないと目立つのですぐにしまっています。


人間変われるもんだと感心してあるのですが、移動時間の使い方も少しだけ変わってきました。デザインの勉強をしようと思って入門書「デザイン入門教室」を購入したのですが、どうしても自宅だと作業を優先するので、移動時間に勉強してみたら、こらがまたちょうどいい。

学生時代の私は電車移動が苦手で、本を持っていないとどうやって時間を使えばいいのかわからず、本を忘れたときには駅前の本屋で1冊購入することも珍しくありませんでした。そういう意味ではいい時代になったものです。スマホひとつで時間はあっという間に過ぎていきます。

仕事もできれば勉強もできる。もちろん動画視聴だってゲームだってできます。クリエイティブを追求する人は、どこにいてもどこまでもその世界に入り込むことができるわけです。反対にエンタメを消費し続けることもできる。もちろん、どちらがいいかという話ではなく。

好きなことに没頭できる時代。私は仕事が好きで、何かを作り出すのが好き。それでいて美しいものが好きなので、デザインの勉強はかなり相性がいいように感じます。手にした入門書のも内容がわかりやすくて、乾いた布が水を吸うが如くドンドン吸収していきます。

ただ移動中の勉強だと、その場で実践できないという問題があります。そしてすぐに試せないことで「早く試したい」の気持ちが強くなって、家に帰ったら他のことを押し除けてでもやってしまう。当然のことながら生活の他の部分にしわ寄せがやってくるわけです。

それでも学んで実践できるというのはいいことです。学生時代は学んではいるけど実践しないから何の役に立つのかわからない知識を詰め込まれていた感じがありましたが、今は自分に必要なものを、自分の好きなタイミングで学べる時代。その恩恵を存分に受けている気がします。


私はデザインはセンスだと思っていましたが、どうやらそうではなく、基本的なルールがあってそれに従えばいい。その考え方は機械設計にも同じ。ライティングだって基本的にはルールを守って書けば、それなりの文章に仕上ります。何事も大事なのは基礎。

もちろんセンスがあって天才的な発想ができる人もいます。でも、私がそれではないことは明らかです。だったら基本を学んで知識でデザインする。デザインがうまくいかなくて仕事の進捗が遅れるなんてことのないようにできれば私の場合は問題ありせん。

とりあえず、まずは移動しながら勉強。もっと知識を欲しくなったら、自宅での勉強時間を確保するとしましょう。もっとも、それをやって継続できたことがないんですよね。なので今のスタイルでコツコツやるとします。結果がすぐに出るわけでもありませんし。

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