
土曜日に予定していたアルバイトが前日になってキャンセルされたので、1日作業できると意気込んでいたのですが、2月28日に終了するアフィリエイト広告があるとのお知らせ。ひとつの収入源になりそうな広告主だったのでそのリンクの貼り替えをしていました。
そのとき、どうやら北京旅人のサイトがおそろしく重たいことになっているのに気づき、その対応で半日潰れてしまいました。原因はわからないのですが、画像の読み込みが遅くてページを開くのに8秒くらいかかる状態。とりあえずいろいろいじっていたら、表示が遅い状態は回避できました。
サイトをいくつか持っていると、こういうトラブルで時間を潰してしまいがちです。その作業をしたことで「キチンとしたい」スイッチが入ってしまって、そこから新規記事の作成やリライトをしていたのですが、とにかくデザインに納得がいかず、いろいろ試行錯誤が始まりました。
最終的には万里の長城マラソンのSNS用の投稿テンプレートまでいじりはじめて、気がついたら22時半を回っていました。このモードになるとご飯とかどうでもよくなって、何だったら徹夜してでも作業を進めたくなるのですが、翌日は東京マラソン取材ということで、無理やり就寝しました。
人生においてこだわりなんてひとつもない方がいいのはわかっているのですが、デザインに関してはこだわりが強く、手を出し始めると止まらなくなります。しかも、最近canvaを使いこなせるようになってきて、もっと伝わりやすくの意識と重なって、手を加えたくなります。
ブログ記事において、細部のデザインはアクセス数アップにつながらないため、本当なら放置しておくべき部分なのですが、やはり髪は細部に宿るわけで、そこを放置するような生き方は私にはできません。非効率とわかっていながらも、そこは徹底したい部分のひとつです。
細部にこだわるのは自分の性分なので、他の人におすすめすることはありません。会社員として働いているなら、細部へのこだわりは捨てて、効率を求めるほうが幸せになれます。でもフリーランスは事情が少し違います。フリーランスはファーストインプレッションが大事。
この人は他の人と違うという印象を与えられるかどうかで、その後の関係性が変わってきます。私はそこを狙っているわけではありませんが、妥協せずに正解を探し続けるスタンス、細部をおろそかにしないスタンスはそれなりに評価されているのを感じます。
面白いのは「こだわりは進化していく」ということです。たとえばRUNNING STREET 365でマラソン大会の情報をまとめているページがあるのですが、1年前にデザインを見直し、さらにリライトも加えています。それなのに1年経過した今の私には満足できない仕上がりになっています。
1年前はこれでいいと思っていたのに、知識をつけて試行錯誤してきた結果、過去の作品の荒が見えてくる。それはランニングにも通じるところがあります。ランニングで「これ以上はない」という形を極めたつもりが、必ずその先で更なる進化や別の道が見えてきます。
ただそれは、経験と知識の積み重ねによるものなので、「これ以上ない」状態になったからこそ進めるステップでもあります。学ぶこと、追求することにひとつも無駄はなく、そして終着点もない。きっと私はその螺旋階段から抜け出すことはないのでしょう。
ある程度のレベルに達したら、それ以上は足を踏み入れない。効率よく生きたいならそうすべきです。でも、私はそこに居心地の悪さを感じてしまいます。非効率でもさらに踏み込んで、次の扉まで突き進む。令和の時代にやることではないのでしょうが。
