
持ち物を1日1個手放す生活をしていますが、100日を過ぎてもまだ手放すものに悩むことがなく、前回から10年の期間でどれだけモノが増えたのかを実感しています。いずれ厳しくなってきそうですが、そうなってからがこの取り組みの本番で、その段階になると部屋よりも自分の内側が変わっていきます。
変化という意味では、すでに思考が変わりつつあるのを実感しています。まず、部屋がいつでもきれいな状態になっていますし、モノを出しっぱなしにすることも減りました。仮に出しっぱなしにしだとしても、早い段階で本来あるべき場所に戻すようにもなっています。
部屋が整っていれば、部屋の中でモノを探すこともなくなりました。これまでも家の鍵やイヤホンなどは置き場所を決めていましたし、狭い部屋なので、部屋の中で見失うことはほぼありませんでしたが、それでも時々おかしな場所に置いてしまって、探す必要がありました。
今はどこに置いてもひと目でわかりますし、そもそも帰宅したときに、決めた場所に置くようになっているので、何かを探すという時間がかなり減りました。小さなストレスではありますが、そういうことがなくなると、精神的にかなり落ち着いてくるのがわかります。
そして最も変わったのは、何かを買うときに捨てることを意識するようになったこと。「いつか捨てる」の意識があると衝動的に買い物をしなくなります。本当に必要なのかを吟味して、なおかつ処分しやすいモノを選ぶようになっています。また、掃除しやすいかどうかも重視しています。
部屋のレイアウトを変えたことで、かなり掃除をしやすくなりましたが、まだ改善の余地はあります。以前もお伝えしましたが、今のパソコンデスクは大き過ぎて処分も運搬も大変なので、早く買い替えたいところ。ただ、処分のしやすさを意識すると、なかなか候補を絞れません。
部屋は随分と落ち着いてきたことで、整理整頓できていないことが目立つようになってきました。これまでは部屋が荒れていたので、整理整頓できていないことを意識することもなく、むしろ「持ち物が少なくなれば整理整頓は必要ない」と考えていたところがあります。
でも、部屋の掃除ができていることと整理整頓は別問題であることによつやく気付き、少しずつ整理を始めました。持ち物を減らしたところで、すべてをなくせるわけじゃない。そして、スペースがあるからといって、適当に置いていると、使うときにストレスになります。
モノを減らしているので、整理整頓のためにモノを増やすのは少し複雑な気分ですが、そもそもモノを減らすことは目的ではありません。自分の中の人生をダイナミック変えるために、手放す生活をしていて、それに対してプラスに作用するなら、新しく購入することは厭いません。
ただ、導入するモノも、いずれは捨てることになります。そのときに捨てやすいことが大前提で、その上で視界に入って不快ではないモノを選ばなくてはいけません。私の場合、美しいことにはこだわっているので、選択肢は余計に狭まっていきます。
無印良品が好きなので、そこで揃えてしまえば楽なのですが、無印良品でも欲しいモノがなんでも揃うわけではありません。なので、整理整頓もなかなか進んでいきませんが、なんとなくゴールは見えているつもりです。そのためには、まずはやはりモノを減らさなくてはいけませんが。
モノが減り、生活しやすい空間になる。どんどんこだわりが強くなっていくのを感じます。今はそれが良い方向に向いていますが、行き過ぎるとマイナスになってくるので、そのあたりのアクセラとブレーキのバランスだけは気をつけなくてはと思いながら、今日もまたひとつ。
