
2ヶ月ぶりに物流倉庫(Amazonではない)のアルバイトに行ってきました。あまりに久しぶりだったので、それなりに緊張しつつ、前と同じように働けるのかと不安を抱えながら向かいましたが、すべて私の杞憂でした。温かく受け入れてくれましたし、楽しく働けました。
毎週のように通っているときは気付きませんでしたが、その職場には陽の空気感があり、そこにいるだけで自然と笑顔になります。仕事のやり方を大きく変えたことで、残業時間が大幅に減ったのも影響しているかもしれませんが、根っこにあるのは間違いなく陽のエネルギーです。
Amazonの倉庫は与えられた仕事を淡々とこなすだけで、仕事としては楽ですが、働く喜びのようなものはありません。そんなものは必要ないという人もいるかもしれませんが、仕事をするのに「職場に行きたい」気持ちになれるかどうかはとても重要な要素のひとつです。
仕事は生活をするために必要なもので、労働は国民の義務だと日本国憲法にて定められています。だから「やらされるもの」という印象もあり、人によっては「できればやりたくないもの」の対象になります。でも、仕事はお金を得るためだけのものではありません。
人間らしい生き方をするために、世の中とのつながりを作るためにも仕事は必要です。天才的な才能があり、人と交わるのが苦手というのであれば、才能を活かして自分だけで働いていけばいいのですが、私たちのような凡人はそうも行きません。1人では何もできませんので。
だからこそ、行きたくなる職場というのはとても大切です。そしてそれを作るのは、そこで働く人たち1人1人の言動です。もちろん、どれだけ関与できるかはパーソナリティによって変わります。ただ、ポジティブな雰囲気のある職場は自分自身をポジティブにしてくれます。
その職場はアクセスが大変という問題があるのですが、これまでずっと工事中だった道を使えるようになって、通勤ランの距離が往復で1.5kmほど短くなりました。もう月間走行距離をまったく意識しない私にとって、走る距離が短くなるのは嬉しいことです。
朝は電車の本数の関係で、出発時間は変わりませんが、戻りは2時間かかることもあったのが、先日は1時間半で自宅まで戻れました。ランニングの時間を確保でき、通勤中はライティングに使えることを考えると、そこまで悪いものでありません。
それで楽しく働けるなら、淡々と働く職場よりもそちらを選びます。ただ、Amazonの倉庫は家から近く、毎日掃除ができて帰宅後に作業する時間を確保できます。どちらも良い点はあるので、理想はそれぞれ週2回ずつ。あとは、土日にパーソナルトレーニングが4件入ればベスト。
もしくはライティングの仕事でも構いません。週の4日がアルバイトで2日が自分の仕事、そして1日をフリーにする。小説を書くにあたっては、それくらいの余裕が欲しいところです。もっとも取材などもあるので、理想通りになることはほとんどないのですが。
働き方もバランスが必要だと、アルバイトを半年以上続けたことで気付かされました。外に出るのは経験になりますが、ただ経験を積むだけの働き方をする段階は終わりました。ここからは、楽しく働けることと、時間を確保することをバランスよく。
そして楽しい職場をもっと楽しくできるように、笑顔を忘れずにテキパキと働くことにしましょう。この働き方だって数ヶ月後には変わっている可能性があります。だから、楽しい職場でも固執しないことも大切。その時々の流れも大切にする気持ちも忘れないように。
