引き際:流れに適応していく

火曜日に物流倉庫のアルバイトから帰ってきて、ふと体重計に乗ってみたところ、示された数値は「50.8」でした。立ち仕事であり、いつも以上の物量かつ4時間残業だったこともありますが、どうやら体重がほとんど戻ってない可能性があります。

愛媛マラソン前は寝起きに計測して最も落としていたときで50.3kg、先日測ったのは夕食後の入浴前で53kg。今回は夕食前で50.8kg。愛媛マラソンから2ヶ月経過して、最近は以前のように1日20kmも走ることもありません。それでこの体重。

食事の制限をしていないどころか、1週間に1回はポテチを食べたり、カップ焼きそばを食べたりと不摂生しています。それで体重が増えないということは、かなりカロリーを消費していることになります。このことがコンディション不良に影響しているのは間違いありません。


まったく別の話。少し前に近所のスーパーで前に所属していた会社の上司にばったり再会。そのときに、仕事の話があるかもと連絡先を交換しました。すると先日、8月末からの仕事について対応可能か確認するLINEをいただきました。

もしかすると10年ぶりにエンジニアの肩書を取り戻すかもしれません。Amazonの倉庫が8月で閉鎖するので、流れを考えると「何かが起きる」みたいなことを以前ここで書きましたが、まさかの流れがやってきました。人生とは上手くできているものです。

流れに逆らうことをしなければ、大抵のことはうまくいくようにできているというのが私の考え方。流れに逆らうから失敗をするのですが、世の中には流れを読めない人が一定数います。今年の企業によるエイプリルフールがまさにそれで、流れからしたらもう「引き際」。

最初は大手企業のちょっとした悪ふざけが面白いということで、SNSを中心にもてはやされまひたが、昨年あたりから飽きられ始めていて、今年は撤退すべきタイミングでした。もう誰も企業のエイプリルフール投稿を望んでいないのに、担当者が流れを読めてないから失敗します。

今年のエイプリルフール投稿で炎上したのは、ほっかほっか亭の「ライス販売停止」です。内容が「笑えない」ものだったことが炎上の理由ですが、そもそももう誰もエイプリルフールネタなんて望んでません。いま企業に求められているのは誠実さです。

何を求められるかというのはサイクルのようなものがあり、親しみやすさを求められる時期もおあれば、希望を求められる時期もあります。今年でいえばフジテレビの不祥事のインパクトが大きく、その反動で「誠実であること」を求められています。


その流れに逆らって、時事を含めた「嘘」をついてしまったことが炎上につながったわけです。そもそも企業がエイプリルフールに悪ノリをする必要なんてまったくないわけです。それが効果的なのは、企業の堅苦しさにみんなが飽きてきたときだけです。

個人の場合はそれぞれ性格があるので流れに合わせて変えていくというのは簡単なことではありません。そして企業も人の集まりなので、流れに合わせて適応するのは簡単ではありませんが、それができないなら、誠実さだけを全面に出していくほうが賢明です。

雉も鳴かずば撃たれまい。鳴かなければ求愛や縄張りを守ることはできませんので、鳴くことそのものは必要です。だから引き際を間違えないことです。いつまでも過去と同じことをしていることが失敗に繋がります。今回のほっかほっか亭の炎上は対岸の火事だなんて考えないことです。

著:ロン・カルッチ, 翻訳:弘瀬友稀
¥2,178 (2025/04/03 05:29時点 | Amazon調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次