
先日、東京の神宮外苑で開催された「ADIDAS TOKYO CITY RUN 2025」にメディア枠で参加させていただきました。そこで5kmを走りましたが、筋力の低下を強く感じる結果に。ただ走りそのものは、上手くまとめられた感覚はあります。
1周1kmのコースでしたので、5周走るのですが、1周目は当然のごとくオーバーペース。スタートでロスがあったので記録上は4分7秒でしたが、実際にはキロ4分を切るペースでした。そこから2周目も粘りましたが、どう考えても後が続かないと判断して、3周目にペースを落としました。
そこからしっかり粘って、20分28秒。7秒のスタートロスで、最初の100メートルくらいは混雑してジョグになったことを考えれば、20分15秒くらいでしょうか。いずれにしてもキロ4分がキツく感じたわけです。かつて1人練習でも10キロを39分台で走っていたのに。
ペース配分は上手くなったし、走り方も安定してきたのにタイムが遅い。それはもうシンプルに出力不足です。愛媛マラソンが終わってからほとんど筋トレをしていないので当然ですが、かなりの危機感を持っています。60歳までは5kmを20分以内で走り続けたいので。
もうシリアスランナーではありませんが、それは大会に向けて調整しないという意味で、なおかつ普段は長い距離を走らないというだけのこと。5kmくらいは体重を落とさずに、もっと颯爽と走りたい。走れる自分でありたいわけです。ただ、現状はそのレベルにありません。
ではどうするかというと、きちんと筋トレするしかありません。水曜日と土日のどちらか。かつて筋力を取り戻したのと同じメニューで、走るための筋肉を取り戻す。ただ、せっかくチョコザップにも入っているので、ジムも使いながら。
ここまで筋トレをしてこなかったのは、ずっと体調不良を抱えてきたから。これまでは原因もメカニズムもわかっていませんでしたが、原因はともかく、寝ている間に体がこわばっていることだけははっきりとわかったので、筋トレをして壊れることはないと確信しています。
体調不良は体調不良で根本から治す必要がありますが、治るのを待つのではなく、同時並行で筋肉もつけていきます。よく「年齢は数字でしかない」と言う人がいますが、年齢は数字なんかではありません。重ねていけば必ず衰えていきます。
抗うためのトレーニングが必要で、年齢のことは常に意識する必要があります。もちろん、年齢を理由に努力しないなんてことはあってはいけません。挑戦しない言い訳に年齢を使うのもNG。でも、体そのものは年齢相応に消耗していきます。
若いつもりでトレーニングに向き合うと、とんでもないトラブルを引き起こします。そして、若いつもりでレースに出ると、走れない自分にがっかりします。若くないのだから、かつてのように走りたいなら、かつて以上の努力が必要になります。
私は若くありたいわけではありませんが、過去の自分に負けることをまだ認めたくはありません。だからできる限り抗うつもりです。筋力低下を受け入れるのではなく、低下するなら向上させようと。まずは1年間ほど筋トレを継続して、どこまで戻るか確認。
少なくとも秋マラソンではある程度の成果は出ているはずです。そこで今後の方針をもう一度検討するとします。もしかしたら、加齢を受け入れるという判断になるかもしれませんが、やるだけやってそうなるなら仕方ありません。ただ、まだやるだけやってはいないので。