軸:ランニングも人生もブレないことが大切

ランニングに限らず、あらゆるスポーツで体幹が大切だと言われています。軸が安定することで、動作の再現性が高くなるためだと私は認識しています。ランニングにおいては、重心がブレにくくなり、走りのロスがなくなるといったメリットもあります。

ただ、パーソナルトレーニングなどで「体幹を意識して」と言うことはありません。体幹は意識してどうこうなるものではなく、ほとんどの人にとって、「体幹」を意識するということがどういうことなのかわからないためです。だから別の方法で体幹を作れるようアドバイスします。

今回はその体幹について書きたいわけではなく、何事も軸というものが大事なんだということを思い出したという話。昨日のブログで、万里の長城マラソンを人生の軸に戻すとお伝えしましたが、コロナ禍まではまさに万里の長城マラソンのために生きてきたところがあります。


でもコロナ禍によってそれは失われ、軸のない状態で5年間を過ごしてきました。万里の長城マラソンそのものは2023年の秋から行けるようになりましたが、多くの参加者を望むことはできず、ほぼ様子見の状態でした。参加してもらっても、楽しんでもらえるかどうか不安だったのもあります。

その結果が北海道や伊豆高原での仕事だったわけですが、それはそれで楽しくもあり、たくさんのことを学びました。でも、そこに軸がなくフラフラしていただけとも言えます。いや、今だからわかるのは、地に足がついていない状態にありました。

万里の長城マラソンを奪われたことで、大きな目標を失ってしまった。人生の羅針盤が取り上げられて、大海原を彷徨っていたわけです。ほぼ惰性で生きていたようなもの。それで何かが上手く回るなんてことはありません。ただそのときは漂流していることに気づきませんでした。

今回の万里の長城マラソンで「もう軸に戻してもいい」と判断したことで、今の自分が漂流していることに気づいたわけです。幸いなことに、元いた場所からそれほど離れておらず、すぐにでも元の場所に戻れそうですが、離れている間に失ったものは確実にあります。

同時に手に入れたものもあって、たとえばパーソナルトレーニングがそれに当ります。パーソナルトレーニングを万里の長城マラソンに繋げるのは簡単ではありませんが、いつかは生徒さんの中から参加者が現れるのを期待している自分もいます。

そのためにはやはり、万里の長城マラソン日本事務局の重松がパーソナルトレーニングをしているということが重要になります。今はまだそこの結び付けをしていませんが、いずれレッスンした方たちと北京の街を走ってみたいところ。


万里の長城マラソンを自分の中で軸にする。そのためにはたくさんのことを見直さなくてはいけません。これからやらなくてはいけないことが山積みで、きっとそれらを抱えたままで秋レースの日がやってきます。だからこそ、逃げずにやり切ることが大切。

軸さえしっかりすればブレることもなく、ただひたすらにやるべきことを積み重ねるだけ。幸い、年2回も方向修正するチャンスがあります。今年はPV作成のために夏にも北京に行く予定ですので、こまめに修正しながら目標達成を実現したいところ。

そのたまにたくさんのことを手放すようになりますが、削ぎ落としてシンプルになるのは悪いことではありません。むしろ、あれもこれも手を出す必要もなくなるので、暮らしやすくもなるはずです。そして何よりも私の人生が意味のあるものになる気がしています。

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