
ミニマリストに憧れる。30代にそんな時期もありました。何も持たない生活に潔さを感じていて、最初にモノを手放す生活を始めたのも、ミニマリストへの憧れが影響しています。ただ、RUNNING STREET 365の運営をするとなると、どうしてもミニマリストにはなれません。
ランニングシューズやランニングウェアがどんどん増えていきますし、取材のために必要な機材も出てきます。ミニマリストというのは、持ち物だけでなく、生活や仕事も削ぎ落とさないと成立しないことに気づき、そこを理想としつつ、現実を見るようにしています。
とはいえ、やはりモノが少ないのは生活するのも楽。手放す生活をしていると、物欲だけで購入することも減ります。物欲そのものがなくなることはありませんが、ここ最近は衝動買いするようなこともなくなりました。本当に必要なモノだけを揃えているつもりです。
ミニマリストになることは諦めましたが、生活をどこまでコンパクトにできるのかということに興味が湧いてきました。たとえば自宅でお酒を飲まないようにする。スナック菓子を食べないようにする。行動面でいえばコンビニを使わないようにするとか。
反対にコンビニしか使わないようにするという考え方もあります。出費は増える可能性はありますが、生活はシンプルになります。生活の中にある「便利さ」「快適さ」といった、プラスアルファの部分を削ぎ落としたらどうなるのか。豊かさが消えるのか、それとも豊かになるのか。
物理的なミニマリストではなく、生活としてのミニマリストを目指してみるというのは面白い試みかもしれません。もちろん、あえて不便にするようなことはしません。あくまでも日常生活の中のストレスがない状態で、暮らし方をもっとシンプルにする。

毎朝のルーティーンが決まってから、生活や自宅作業がかなりシンプルになっています。これは本当に快適で、朝起きてやることが決まっているので、日々の生活を安定します。朝ごはんも基本的に同じメニューなので、そこに迷いが生じることはありません。
手始めではないのですが、朝食時のプロテインをやめました。本当ならプロテインは続けたほうがいいのですが、飲まないようになって何か大きな変化が起きるのか試してみようかと。以前はサプリメントも飲んでいましたが、今はそれも止めています。
次はコーヒーとドレッシングをどうするか。コーヒーを飲むのが当たり前の生活をしていますが、本当に必要なのかについては考えたことがありません。ドレッシングも実は塩でもいいのではないかと思ったり。それらを取り除いてみて、本当に必要なら再開すればいいかなと。
これらをやめることで、コーヒーやドレッシングのストックがなくなったときに、買い物に行く必要がなくなります。買い物に行かなければ、それだけ作業時間を確保しやすくなります。そういう意味では朝のサラダをやめれば、さらに買い物に行かずに済みます。
ただ、サラダが1日に摂取する野菜のメインになっていて、これをやめると野菜不足になるのは明らかなので、とりあえずは続けるつもりです。ドレッシングも脂質を摂取していると考えるなら必要なモノですが、塩が合わなければ自分で作るという選択肢もあります。
他にもいろいろできそうなことはあります。そうやって生活の中にある無駄を徹底して省き、生活をミニマムにしていく。まずは1ヶ月ほどそれを続けてみるとします。何か大きな変化があったら報告します。意外と何も変わらないのかもしれませんが。