トレイル:山の神様との対話

我が家は築数十年のアパートということもあって、お風呂の湯船は正方形で、その隣に大きな給湯器がある古き良き昭和スタイルのデザインになっています。その給湯器の給湯レバーが壊れてしまい、一昨日の夜は水で髪と体を洗うことに。

ちょうど蒸し暑さが出てきたところだったので、水も悪くなかったのですが、私にとって入浴時間は中国語の勉強時間であり、一昨日は中国ドラマ視聴ができず、発音練習のみでした。その代わりに台北旅人の記事を1つ作成できたので、プラスマイナスゼロですが。

引っ越してきた時からすでに10年が経過しており、大抵の家電は10年が寿命なのであちこちボロが出ています。以前は便座が割れたり、エアコンの羽が割れたり。プラスチック製品にかなりガタがきています。10年経過してようやく家賃2万円の家っぽくなってきました。


そもそも鶴巻温泉に目をつけたのは、トレイルにすぐに行けることにありました。そこで家賃相場を見てみたら、神奈川県のどのエリアよりも安く、家賃2万円のアパートがいくらでもあり、独立後に収入が途絶えるのを見越して、引っ越したわけです。

ところが実際に暮らしてみると、トレイルも温泉も年に数回しか行っていません。ハマるとトレイルも継続していくようになるのですが、なかなか山の神様が許してくれず。ただ、昨日の朝になんか山に入れそうな雰囲気があったので、今日はトレイルに行く予定です。

以前のように裸足でトレイル走れるようになるために、裸足で走るつもりですが、念のためシューズも持っていきます。何回か走っていれば痛みに慣れるのですが、最初は簡単に足裏が終わってしまいます。なので保険としてシューズを持って行こうかと。

トレイルを走りたいのは、これからの主戦場を階段や坂道に移行するためです。それらの競技を走るにはフラットなロードばかり走っていたのでは走力が不足します。心拍数をしっかり上げつつ、坂道をかけ上がれるように普段から体を慣らしておこうというわけです。

そもそもトレイルが好きというのもあります。私にとって山は神聖なところで、そこにいるだけで気持ちが落ち着きます。だからこそトレランのレースよりも、1人で山に入って自分のペースで走りたいわけです。山の神様との対話。自分との対話を楽しみたいので。

いつも言っていることですが、神様も仏様も信じていませんが、八百万の神だけは信じています。いるかいないかという話ではなく、いるべきだと思っていますし、いてくれるほうが楽しいじゃないですか。神様はどこにでもいて、その土地を守ってくれる。


私のイメージする八百万の神は、ほとんど人間と変わりません。決して高潔なわけではなく、感情的でイタズラ好き。アパートの給湯器のレバーが壊れたのも神様のせいだと思えば、「仕方ないか」となるわけです。経年劣化だから……なんていうのは面白みがありません。

というわけで、今日は久しぶりに弘法山の神様に会いに行ってきます。裸足で往復できるようになったら、シューズを履いて、大山で本格的なトレーニングを開始したいと思います。それまではゆっくり自分のペースでトレイルを楽しもうと思います。

そもそも体力も随分落ちてきたので、ここは焦らず。そういう意味でもトレイルに入るのはいいタイミングかなと。何か新しいアイデアが浮かぶかもしれませんし、かなり楽しみにしています。最高気温が34℃とかなっていることだけが不安要素ですが。

著:武光 誠
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