
玉ねぎ1玉と油揚げ3枚、卵4個と調味料で油揚げ丼を作りました。2日分のお弁当と1日分の夕食になります。最初は鶏肉で親子丼を作ろうと思ったのですが、出汁を吸った油揚げのイメージが頭に広がり、鶏肉を油揚げに変更。イメージ通りのものが出来あがりました。
自炊を始めたばかりの頃は、レシピ本を買い漁っていましたが、複雑な味付けではなく、醤油と酒、味醂の組み合わせが好きだということき気づき、手持ちの調味料をシンプルにしたことがあります。自炊をサボっていたので、最近まで味醂は買っていませんでしたが。
シンプルな調味料に絞ると、日本食は素材の味と出汁を大切にしていることがよくわかります。台湾に行くと日本とは違った出汁の文化があるので、食材の味を活かす料理によく出会います。そういうときにも、日本の出汁文化は素晴らしいなと。
日本には鰹節がありますが、誰があんなものを考えだしたのでしょう?カツオを乾燥させて、削って出汁にする。すべてがゼロの世界から、そんなものが生み出されること自体が信じられませんが、日本人はもともと食いしん坊のDNAを備えているのかもしれません。
醤油と酒、味醂の組み合わせがわかってくると、食材を見て「こういうの作ってみよう」と思いつくようになるのですが、その思いつき料理はすでに誰かが名前のある料理としてレシピを公開していたりします。もしかしたら、もう日本には完全オリジナルの料理などないのかもしれません。
これは斬新な料理と思っても、もう誰かが作っている。別にそれで悲観的になる必要はありませんし、感覚でそこに辿り着けたことを喜べばいいのですが、誰もやったことがない組み合わせを探したい欲もあるため、少し残念な気持ちにもなります。

こういうのは創造力が求められるのですが、ここ数日は暑さもあって、頭の回転があまりよくありません。ある研究によると、一定の気温以上になると、気温が1℃上がるたびに仕事の効率が2%落ちるそうです。判断力や思考力が暑さにより低下するのでしょう。
人間の頭で1度に考えられることには限界があり、「暑い」という感覚が少しでもあると、頭で計算できること、考えることに使う容量が減ってしまうのでしょう。なので寒すぎるのも良くないそうです。正確な数字は忘れましたが20℃台前半がベストとのこと。
実際に倉庫でアルバイトしていると、最高気温が36℃を上回ったときには、頭の回転が落ちているのがよくわかります。暖かいので体は動きやすいのですが、思考がついてこないので、考えることは他の人にお願いすることも多々あります。
相互なので基本的には単純作業ではありますが、効率よく行うには、ある程度は考えて仕事をする必要があります。そこを思い切って放棄する。他の誰かが考えなくてはいけなくなるので、全体としてミスが減るわけではないのですが、少なくとも自分のミスで凹むことはなくなります。
我ながらズルいなと思うのですが、私は寝るまでは後を引くタイプなので、できることならノーミスで仕事をしたいところ。だから、気温が高くて頭が回っていないなと感じたら、主導権を譲るようにしています。自分がやらなくてはという責任感はありませんし、その立場にもないので。
ただ、自分のコンディションを整えることまで放棄するのではなく、しっかり寝るようにはしています。そのためにはエアコンも使います。室温が30℃では睡眠の質も下がってしまうので。電気代は気になりますが、ベストコンディションを維持するための経費としては仕方ないかなと。
