
これから夏本番だというのに、まるで夏が終わったかのような気分です。7月は北海道で大切な友人家族に会う予定があり、8月は万里の長城マラソンのPV撮影で北京にいきます。これからの楽しみがいっぱいあるのに、嬬恋高原キャベツマラソン遠征ですべてを楽しみきったような満足感。
少なくとも数ヶ月分ほど笑いましたし、他愛もない話も含めて、1秒の無駄もなく満たされいたような気がします。おかげで、これから本来やるべきことに集中できそうな気がします。創作活動をするにあたって、渇望が原動力になる人もいますが、私は満たされていることが、何よりも大切になります。
これ以上は何もいらないという状況を作り、脇目も振らずに前へ進む。いまちょうど気が熟したような感覚でいます。モチベーションはおそらく今が最高潮。やらなくてはいけないことはたくさんありますが、ここからはそれらは最小限にして、自分のやりたいことに時間を注ぎます。
本当はあれもこれもしたいところですし、そのビジョンもあります。でも、優先順位がまったく違います。これから取り組むのは、50年の集大成であり、人生の大博打でもあります。ここからは頭で考えるのではなく、情熱に従って前へ進むだけ。
というわけで、7月から執筆中心の生活にしていきます。ランニングは体力維持のためだけに行い、アルバイトも生活できる最低限に。中国語の勉強もストップすることになります。背水の陣。ここが人生のラストチャンスだと考えて、私のすべてを執筆のために使います。
もしかしたらこのブログすら最小限にするかもしれません。物理的な時間の節約のためだけでなく、ベストパフォーマンスを発揮するために睡眠時間を確保することになります。そのために自宅でお酒を飲むのは完全にストップ。書き終えるまでは自宅では飲酒はやめておきます。

ずっとこのタイミングを待っていました。もしかしたらそんな日はやってこないまま、踏み出すことになるかもと危惧したこともありましたが、きちんとやってきました。あとはいつもと同じように覚悟を決めるだけ。その準備はすでにできているのですから。
嬬恋高原キャベツマラソンの帰路、ラン仲間と他愛もない話をしながら、自分の思考が活性化しているのを何度か感じました。ひとつの単語をきっかけに思考が会話からどんどん遠ざかって加速していく。それと同時に、判断がいつもよりも早いと感じることも。
ちょっとしたゾーンに入ったような状況。そういうことは、50年の人生で初めてのことかもしれません。それが執筆にプラスに作用するとは限りませんが、自分を上手くコントロールできさえすれば、想像以上の効果を得られます。それもこれも、一緒に過ごしてくれた仲間がいたから。
私は1人を楽しむタイプですが、誰かと一緒に過ごして、さまざまな角度から刺激を受けたり、考えさせられたりすることで、たくさんのことを得られることも知っています。余すことなく楽しい時間を過ごせたことが、機を熟させたのは間違いありません。
とはいえ、本当に大事なのは行動に移すことです。結局のところ、行動しないことには、道が開けることはありません。100の決意よりも1の行動。それだけは絶対に忘れないように胸に刻んでおきます。もう挫折している時間的な余裕もありませんから。
まずは明日から始めるとします。鉄は熱いうちに打つのは定石。だから7月になったのをきっかけに、新たな気持ちで取り組むとします。もちろん最初から上手くいくなんてことは考えていません。たくさんの失敗もすると思いますが、今は号砲に合わせて飛び出すだけ。
