
私はANA Pocket の有料会員で、毎月550円支払っています。月によって多少の幅はありますが1,000〜1,200マイルほど貯まります。550円で1,000マイルを購入しているわけで、2年あれば北京往復の航空券に変えられます。サーチャージや税金で2万円追加で必要ですが、4万円以内で北京を往復できます。
往復だけなら春秋航空を使えばもっと安くなりますが、成田空港だったり、時間帯があまり好ましくなかったりします。ANAなら羽田空港で、なおかつ選択肢も多く用意されています。来年の春はネタとしてマカオ経由を使うかもしれませんが、とりあえずANAが便利です。
秋の万里の長城マラソンは貯まったマイルを航空券に交換して北京まで行く予定です。ただ、よく調べると海南航空が4万円台でフライトを出すなど、マイルでフライトするのが必ずしも賢いわけではないような気がしてきました。それこそ、選択肢として春秋航空もあります。
確かにANA Pocket は魅力的なのですが、マイルを獲得するために毎日多少の時間を取られてしまいます。私はそれを仕事だと割り切ってきましたが、必ずしも安いわけでないとなると話が変わってきます。生活をシンプルにできるなら、それに越したことはありません。
着実にマイルを貯めることができるので、理屈の上ではお得なサービスだと思っていました。実際に実質3.3万円(1ヶ月1,000マイル貯まるとして)かつ、ANAを使って北京往復できるわけですからお得であることには間違いありません。
でも、世の中にある「お得」のほとんどが、束縛を生み出したり、時間を奪っていったりします。私たちにとって時間は有限であり、一見するとお得なように見えるANA Pocket のようなサービスも、損をしている可能性だって大いにあります。

航空券に変える場合、1マイルは約5円の価値があるとされています。実際にはそこまでではなく3円くらいがいいところです。1ヶ月に1000マイルということは、550円払って3,000円を手に入れていることになります。2,450円もお得ではありますが、そこで失われた時間を考えると必ずしもそうとはいえません。
ANA Pocket のマイル獲得のための作業をやめて、RUNNING STREET 365や北京旅人の記事を書き、1ヶ月に2,450円以上の価値を生み出すほうがお得です。もちろん、確実性はありません。でも、アルバイトに置き換えても、作業時間が1ヶ月で2時間を超えるなら、それは実質的に赤字です。
そう考えると、ANA Pocket もそろそろ引き際かもしれません。どこかのタイミングで「50歳までに手放すもの」に加わるかもしれません。あまりにもコストパフォーマンスが悪すぎますし、何よりも私には時間がないわけです。
基本的には「これをやるとお得」というものや、「これをしないと損」という情報は排除していったほうがいいのでしょう。損得勘定で動いていいことなんてほとんどありません。もし得したと感じていたとしても、実際には何かを削り取られています。
ANA Pocket の場合は、それが「時間」ということです。広告を流すという作業なので、得るものは何もありません。経験値も貯まりませんし、資産にもなりません。手放してしまえば、私から時間を奪っている作業から解放されるわけです。
ただ、確実に得られるマイルを考えると、それなりに思い切りが必要です。もっとも課金をやめたところで、後悔したならまた再開すればいいだけのこと。やはり50歳になる前、今月末くらいに無料会員に戻るとしましょう。
