七転八起:減らすべきはミスであり失敗ではない

サッカー日本代表の試合を視聴しました。国内での試合は地上波のみの放送ということも多く、家にテレビもチューナーもない私は、指を咥えて試合結果を待つしかありませんが、今回はU-NEXTでの無料配信があって、しかもたまたま自宅作業の日ということで朝から観戦。

ただ、3日前に行われたメキシコ戦からターンオーバーで、レギュラークラスの選手がほとんどいない状態。なかなか退屈な試合でした。レギュラークラスではないにしても、海外で活躍している選手もいて、能力的にはそこまで劣らないはずなのですが。

25年以上前のこととはいえ、私もサッカーで食べていこうとしていた人間の端くれなので、サッカーに関しては私なりの考えがあります。サッカーに限らずですが、技術はもちろん大切なのですが、あらゆるスポーツにおいて「自信」が1番大切だと考えています。


私自身も自信を持ってプレーしているときと、相手が強すぎて手も足も出ないときとでは、プレーの質がまったく異なるという経験を何度もしてきました。フィジカル面を除いて本当にどうにもならない相手というのは、そこまで多くはありませんでしたが。

でも「自信を持ってプレーしよう」と言っても、自信を持てるわけではありません。自信は経験に基づくものであり、厳しい環境で何度もチャレンジして、その中での成功体験から自信を持てるようになります。今のサッカー日本代表も強豪国に勝ったという経験が自信につながっています。

ところがアメリカ戦での先発メンバーは、技術はあれど、強豪国に勝ったという経験がなく、そもそも日本代表としての経験も少ないので、自分らしさを発揮できていなかったように感じます。ただ、今回の敗戦も経験値になり、いずれ日の丸を背負う選手も出てくるはずです。

勝利も敗北も経験値になる。これがスポーツの面白いところで、何もしないよりも着実に1歩進めます。これはもちろんマラソンでも同じで、チャレンジしないと経験値は上がりません。成功と失敗を繰り返して、42.195kmを走り切れるようになるわけです。

ところが失敗を恐れて大胆なレース展開を避けたり、そもそもフルマラソンを避ける人もいます。別にフルマラソンを走ることがすべてのランナーの目指すべきところとは思っていませんが、失敗したくないという気持ちが前に出て、チャレンジしないのはもったいないなと。

今の若い世代はどうなのかはわかりませんが、少なくとも私が学生だった頃には「失敗は良くないもの」という風潮が強く、失敗しないためのノウハウをあらゆるシーンで学んでいたような気がします。その積み重ねが「失敗を恐れる」というスタンスに繋がっているのでしょう。


でも、この歳になって分かったのは、失敗は避けるべきものではないということ。本当に減らすべきはミスであり、失敗はウェルカムというスタンスであるべきです。ときどきミスと失敗を混同している人がいますが、私の中でこれらは全くの別物です。

ミスは慎重かつ丁寧に行動すれば防げるもので、失敗はどれだけ慎重に行動しても起きるもの。ミスを減らすのは大切なことですが、失敗を減らすべきではありません。それだと自信がつかないのでは?と思うかもしれませんが、失敗が多いからこそ、成功したときの自信が大きくなります。

失敗しないように小さな成功をコツコツ積み重ねても必ず頭打ちしてしまいます。でも、大きな失敗を繰り返して、大きなマイナスになった状態で成功すると、マイナスの反動で限界を簡単に突破していきます。ちょっと最近、小さく纏まりがちだった私自身への戒め。ここからしばらくは、もっと大胆にチャレンジしてみようと思います。

著:マシュー・サイド
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