鍛錬:トレーニングなしで劇的な変化が起きることはない

今回のステアクライミングでは、これまでと違う階段の上り方に挑戦しました。理論は頭でわかっていて、フラットな道ではそれなりに体に染み込ませていましたが、階段ではほとんど試していない。そのうえ、トレーニングは通勤ラン中心。

筋力はそれほど落ちてないどころか、むしろ月間走行距離が落ちているので筋肉が削られにくくなっているので、出力そのものは上がっている可能性があります。ただ、ステアクライミング用に体が絞れているわけではなく、持久力に関してはほぼゼロ。

とはいえ3分程度だからなんとかなると思ってスタートラインに立ちました。でも、何ともなりませんでした。アップの段階から体が重たく、足の筋肉にバネがほとんどありません。とはいえ、与えられた環境でチャレンジするしかありません。


結果は2/3で大失速となったわけですが、今のコンディションでこれなら、新しい取り組みはそこまでおかしなことをやっているわけではなさそうです。むしろ、停滞していたものが動き出した感じすらあります。これなら勝負できるという武器を手に入れた感じ。

ただ、魔法を使うわけではないので、きちんと鍛えないといけないという当たり前の現実を突きつけられました。「このやり方をすれば、練習しなくても速く走れる」なんてものはありません。ロマンではありますが、ランニングに近道はありません。

世の中が驚くような、画期的な走り方を手に入れたとしても、その素材のままでは使い物になりません。きちんと自分に適した形になるように整えて、それを無意識でできるように繰り返して体に形を覚えさせますそうやって初めて武器になります。

これは何事も同じで、どんなにすごい文章の書き方を見つけたとしても、それを自分のものにするにはある程度緊張感のある環境で、磨き続けなければ武器にできません。原石のままでも才能がある人なら光らせることができますが、少なくとも私はそうではありません。

自分で言うようなことではないのですが、かつての私は理解力の速さを強みにしていました。ただ、それを磨き続けなかったから、情けないことに今では凡ミスを繰り返すただの人になっています。どんな武器も磨き続ける必要がある。もっと早く気づくべきでした。

とはいえ、鍛錬さえ怠らなければまだまだ伸び代があります。ステアクライミングのエリートになることはできませんが、「あの人、あんな感じでそこそこやるらしいよ」と言われるくらいのところには辿り着きたいし、辿り着けるかなと。


とりあえず、大きな目標としては、来年のやんばスカイランでは2分台でゴールすること。直近の目標としては、太郎坊チャレンジで、昨年のタイムを大幅に超えること。そのためには、きちんと階段でトレーニングしなくてはいけません。

もしくは高低差100メートルくらいの坂道。都内に行けばそれなりの激坂があるので、来月までにそこでトレーニングするか、やはり階段がいいだろうということで、それなりの階段がある場所を訪れるか。いずれにしても、大会に近い環境で鍛錬し、動きを体に馴染ませなくてはいけません。

太郎坊チャレンジは折り返しのない直線階段のようなコースなので、とにかくスピード。1kmのタイムトライアルのようなトレーニングもしておいたほうがいいかもしれません。あとは少し体を絞っておくこと。仕事で疲労を溜めない程度の食事制限とこまめな筋トレも始めるとします。

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