サイト構築:RUNNING STREET 365と北京旅人の違い

私はいくつかのWebサイトを運営しています。RUNNING STREET 365だけでなく、北京旅人や台湾旅人、万里の長城マラソンなどそれなりに幅広く、正直なところ手を広げすぎて、それぞれが理想に手が届いていません。その上でさらにサイトを増やそうとしています。

ただ、RUNNING STREET 365のように毎日発信するものは1だけと決めています。これは私の主軸であり、もし自分のサイトだけで生活できるようになったら、旅の総合情報発信サイトを立ち上げますが、それは年金生活になってからになるような気がします。

サイト運営で大切なのはとにかく記事を書くこと。最近はAIに記事を書かせているサイトも増えてきましたが、これはサイト運営としてはNG。ドメインの力で一時的に集客できても、読者の「役に立った」には繋がらないので、いずれ読者は離れていきます。


ただ、あらゆる記事に対してAIを使ってはいけないのかというとそうでもありません。私はしませんが、たとえば新製品発売の記事などはAIが書いても基本的には問題ありません。もちろん、編集や校正は人の手が必要ですが、事実を伝えるだけならAIのほうが優秀です。

RUNNING STREET 365でAIを使わないのは、私のほうが上手く書けるという思いがあるからです。そしてRUNNING STREET 365は私が発信するから、今の地位にいさせてもらっているとも考えています。私だけの視点が誰かに役立つから認めてもらっているわけです。

ただ、RUNNING STREET 365の情報は基本的に流れていきます。最新情報であるから意味があり、1年前に書いた製品情報など、ほとんど誰の役にも立ちません。だから私はRUNNING STREET 365を「雑誌」だと考えています。記事が流れていくので、記事の一つひとつに資産性はありません。

一方で北京旅人などは「本」という位置づけです。基本的には記事の一つひたつが資産であり、ひとつのサイトで読者に必要な情報を網羅することがゴールなので記事数は有限です。北京旅人は北京旅行をする人のための情報を発信しており、新たに必要となる情報は年に数件しかありません。毎日更新するようなことはありません。

サイトを本と雑誌というように分けて考えるようになったのは最近のことですが、潜在的には北京旅人の構想が頭に浮かんだときから、RUNNING STREET 365のようなメディアとは違う立ち位置にすべきと考えていました。流れる情報ではなく、変わらない情報を掲載する。

だから北京旅人や台湾旅人はトップページが目次になっています。私はブログの欠点は「欲しい情報を見つけにくい」ことにあると考えています。必要とする情報がそのサイトに書かれていても、上手く見つけられないから検索サイトに戻ってしまう。


だったら目次を用意すればいいじゃないかと。北京旅人のPVが2万人に到達しました。台湾旅人も右肩上がりに増えています。その理由は他のサイトがやっていない「目次」にあるのではないかと考えています。北京旅行をするのに北京旅人のトップページをブックマークしておけば、ガイドブックになるわけです。

目次にするとデザイン性が落ちるため、ユーザーインターフェイスも含めて改善の余地はありますが、「本」であるからには、目次を見れば必要な情報にすぐに辿り着ける必要があります。当たり前のことなのですが、インターネットの世界ではあまり目次は存在しません。

サイトコンテンツをデザインするときに目次から作るべきなんだろうなというのが最近の気づき。思いつきで記事を足していくのではなく、最初に完成形をデザインする。そこに向けて記事を書く。そのスタイルでサイトをひとつ作りたいのですが、もちろんそんな時間はありません。ただ、ウズウズか止まらないので、無理してでも作ってしまうかもしれません。

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