意志:これからの10年を惰性で生きないために

愛媛マラソンが終わってからランニングでの目標がなくなり(あえてなくしましたが)、ずっと張り続けてきた糸が少し緩んだ期間を過ごしていました。それでもやることはいくらでもあるので、緩んでいることに気付くこともなかったのですが、ここ数ヶ月で張りが戻ってきたことで、緩んでいたことを自覚しました。

私は基本的に流されるように生きているので、「こうなりたい」という強い意志はありません。「万里の長城マラソンに30人集める」みたいな目標は意思ではなく、方向性を宣言しているだけで、そこに向けてどんな方法でもいいから何でもやるということはしません。

だから私は凡人の枠から抜け出せないのですが、ひとつのことだけに注力するというのは私のやり方ではありませんし、凡人であるほうが何かと楽ですので、おそらくこれからも強い意志をもって行動することはありません。ただ、きちんと積み重ねていこうかと。


結局のところ、物事が上手くいくかどうかは、どれだけ時間をかけるのかによって決まります。マラソンも仕事も同じで、正しく積み重ねることができれば、時間をかければかけるほど成果が得られます。その「正しく」が難しいのですが。

たとえばサイトの収益化について、私はこれまで時間はかけていましたが、収益化に向けて正しく積み重ねていませんでした。とにかく役に立つ情報を提供すればいいというスタンスで、当然のことながら収益も小さいままです。それをこの数ヶ月で大きく変えました。

意識してきちんと稼げるようにサイト構築を始めたら、きちんと結果が出るようになりつつあります。これはもう劇的な変化といっていいほどで、いずれはサイト運営でも食べていけるのではと期待できるほどです。

これまではその発想もなかったから、サイト運営を趣味のように楽しんでいるだけ。もちろんそこに強い意志などあるはずもなく。でも、力を入れればそれが結果になることを学び、運営のスタンスも少し変化してきました。そうなると今度はメンタルも変わってきます。

気持ちが前向きになってくるので、新しいことにチャレンジしたくなる。その結果が「太郎坊チャレンジ1分切り」という無謀な挑戦で、数ヶ月前までの私だと、きっとその気持ちも湧いてくることなく、ただひとつのレースを消化しただけでした。

小さいとはいえ成功体験をしたことで、自分にもできるという思考になり、それがプラスのスパイラルになっています。こういうときは何をしても上手くいくものなので、とにかく好奇心が赴くままに進むようにしています。もちろんいずれ反対の波もやってくるのですが。


強い意志はないけど、進むべき方向、やるべきことを明確にして1歩を踏み出す。そのときにポジティブな気持ちを持っているだけでも成果が変わってくる。50歳を前にして学んだこと。それが遅いのか早いのかは私にはわかりませんが、間違いなく転機ではあります。

2度目の手放す生活を始めたのは、何かを変えたかったからなのですが、確実に変化がやってきて、1年前とは違う自分になっています。このプラスのスパイラルの中で、どんな立ち振る舞いをするのか、どれだけ加速できるかで、次の10年が決まります。

惰性で10年を過ごさないために。これまでとは違った景色を見つけるために。そして新しい出会いを求めるために、ここからしばらくは少しだけ意志を強く持って進むとします。間違いなく何かが変わる。その確信はあるので、迷うことなくまっすぐに。

著:鈴木規夫
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