腕力:走れる自分よりも誰かを助けられる自分

重たい商品も取り扱うアルバイトをしているため、それなりに筋肉がついてきたつもりでしたが、いつもと違う商品を仕分けした翌日に、過去にないくらいの痛みが両腕に発生しました。腕を持ち上げられないくらいの痛みで、想像以上に弱いということを実感しました。

マラソンでタイムを追求しなくなった理由のひとつが、マラソンランナーは大規模な災害発生時に何の役にも立たないと感じているためです。重たい荷物は持てず、ただ長い距離を早く走れるだけ。この特性が世の中で役立つ瞬間はほとんどありません。

それはまずいということで、体重を抑えることをやめました。マラソンのタイムは体重で決まると言っても過言ではありません。もちろんトレーニングも大切ですが、それと同じくらい食事制限も大切で、とにかく太らないようにたくさん走るか、食べる量を減らすか。


その結果、簡単に折れそうな体が出来上がるわけですが、ランナーとしてはそれが正解で、人間としては不正解という状態になります。ただ、タイムさえ追わなければ体重が増えることは何ひとつとしてネガティブな要素がありません。むしろいいことだらけ。

健康でありたいなら、適正体重を維持するのが理想です。残念ながら私はまだ適正体重には届いていません。それが腕力のなさに現れているのでしょう。そして、上半身のための筋力アップ特別なトレーニングをしていないから、簡単にダメージを負ってしまいます。

まずはそこを何とかしなくてはいけません。せっかくチョコザップを使えるのですから、これからは上半身のトレーニングも意識してやっていこうかと。適正体重でいいなら、腕立て伏せのような自重トレーニングでもいいのかもしれませんが。

あとは握力もつけること。アルバイトに行くたびに手が筋肉痛になっているので、握力もまったく足りてないことになります。これはハンドグリップなどを購入する必要があります。高いものではないので、北京から戻ったらAmazonで購入するとします。

体が小さいというのは、パワーという意味ではかなり不利になります。これは小学生の頃から抱えているコンプレックスのようなもので、自分よりも大きい人と比べると、どうしても出力で負けてしまいます。だから技術や知識で補ってきましたが、どうしても越えられない壁はあります。

それに対して悲観的になっているわけではなく、むしろ冷静に受け入れています。パワーなど個性のひとつでしかない。ただ、足が速いという個性よりも誰かの役に立ちます。それを羨んでも仕方ないのですが、できる努力はしなくてはいけません。


今回はたまたま万里の長城マラソン前で、翌日にアルバイトがなかったからよかったものの、2日連続でアルバイトを入れることはこれからもあります。そういうときに「腕が痛くて……」というのではどうにもなりません。アルバイトとはいえ、お金を払って働いているわけですから。

そしめ重たい荷物を持てることは、アルバイト以外でも誰かの役に立ちますし、それこそ大規模な災害になったときに、自分の無力感で落ち込まなくて済みます。それはフルマラソンでリタイアするよりも悲しいことで、それでいて筋力は1日では上がりません。

すべては万里の長城マラソンが終わってからということになりますが、50歳は細マッチョなるものを目指してみようかと。少なくとも物流の仕事でヘトヘトにならないくらいの筋力と体力。あと5年はこの仕事を続けられるように、しっかり体を鍛えるとします。

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