変化:北京で感じた「これまでと違う」こと

万里の長城マラソンで北京を訪れて、1番驚いたのは「切符を買えるようになっていた」ことです。コロナ禍以降、外国人が切符を買うのに現地の身分証明書がないから、窓口で買う必要があったのですが、知らないうちにそれが解消されていました。

そしてAlipayなどのQR決済での乗車にも対応。こちらは現地の電話番号が必要だったのですが、いつの間にかそのルールも撤廃しています。そうなってくると、交通カードのBEIJING PASSが必要なくなります。クレジットカードでの乗車も不要です。

自ら開発したものを自ら潰していく。日本ではなかなか考えられないスタイルで、なぜ中国なら成立するのかはわかりません。でも、中国はときどきそういうことをします。変化を厭わない国民性なのか、頻繁に変化させることで統治しやすくしているのか。


タクシー移動はDiDiがあるので、会話をすることなく使えますし、飲食店は注文も支払いスマホで完結するので、やはり困ることはありません。2回だけ飲食後の会計になりましたが、何となく察することができるので、大きな問題はありませんでした。

ただ、万里の長城マラソンの打ち上げで利用したお店で、払い済みと思っていた注文の一部を支払えておらず、翌朝起きたら電話とメッセージの山。最終的に支払いできたので問題ありませんでしたが、さすがに焦りました。こういうのも中国ならでは。

便利になったことで不便になることもある。これはとても興味深い出来事です。スマホ決済が当たり前になったことで、カードの紐付けが上手くいかずに詰みかけた人もいるようで、初めて中国に行くという人には、何かとハードルは高い国だなと改めて思いました。

私自身は、実家よりも北京に行っているのもあって、ミスすることはあっても不安に感じることはありません。大抵のことは上手くいきますし、失敗してもリカバリーできます。それでも、前回できたことができなくなっていたりするので、多少は緊張します。

たとえばAlipayやWeChatPay を現地で最初に決済に使うときは、エラーが出るのではないかとドキドキします。だから空港に着いたらまずコンビニに行ってお茶を買います。ここでスマホ決済できることを確認しておくことで、飲食店なども安心して使えるようになります。

そういうことをしないといけないのは、やはり不便でしかありません。もっとも両替をしなくていいという利便性だけでも、その不便さを軽く上回りますし、お金を持ち歩かなくていいという安心感もあります。これでパスポートのスマホアプリでもできれは完璧です。


そういえば、入国カードもなくなっていました。入国カードの書き方は北京旅人の大事な集客コンテンツだったのに、事前登録する時代なったことで、アクセス数の低下が用意に予想できます。もちろん、デジタル化されたことに対応すればいいだけなのですが、おそらくアクセス数は戻りません。

かつて中国といえば、とにかく面倒なことがたくさんあった国ですが、この数年ですべてが覆った気がします。日中関係が悪化したとはいえ、ビザなし渡航は継続していますし、民間の受け入れに関してはオープンなまま。中国政府としては、日本はNGだけど日本人はウェルカムなわけです。

そうなると、日中関係は時間とともに解決していくのだと思います。少なくとも今より悪化することはないはずです。そして、多少の不安はあっても旅行しやすくなっている。全体的にはいい方向に進んでいます。だからあとは私がどう発信していくか。万里の長城マラソンを通じて、いろいろ発信していくとします。

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