
芸は身を助けると言いますが、私を助けた芸はランニングではありません。ランニングはそこそこ走れましたし、裸足ランニングを教えていたこともありますが、ランニングの知識を身につけたのはRUNNING STREET 365を始めてからのこと。
そしてRUNNING STREET 365をスタートできた理由こそ、私の芸のひとつだと思っています。その芸というのがは「読書」で、本を読むという芸があったからこそ、今の私が存在します。読書が芸というのはおかしいと思うかもしれませんが、世の中には本を読める人とそうでない人がいます。
日本人の場合、ほとんどの人が文字を読むことができます。でも本を読める人は限られています。本を読むというのは、幼い頃にやっていないと、大人になってから始めようとしても難しく、だからこそ「芸」だと思っています。少なくとも「本が好き」というのは育ちの影響が強く出ます。
私は本が好きなタイプ。モノを持ちたくない気持ちのほうが大きいので、本は電子書籍にしていますが、今でも本屋さんに行くとワクワクして、時間があっという間に溶けてしまいます。そうなったのは、幼い頃に母が図書館通いをしてくれたから。
ただ、これまでずっと図書館というのは本を借りるところでしかなかったのですが、この1〜2年で、図書館は「調べ物をする場所」「新しい知識を得る場所」になっています。図書館にはたくさんの資料があり、特にその地域の歴史などを調べるのにとても有効です。
今回の札幌遠征では北広島の友人を訪ねてきましたが、待ち合わせの時間まで少し時間があったので、北広島駅前にある図書館に行ってみました。いろいろ気になる本があったのですが、ハマったのが北広島の歴史がわかる写真集。1800年代の開拓時の写真まで見れます。

どうやらその写真集は販売しているようなので、買って帰りたかったのですが、あいにくLCCで荷物の重量がギリギリ(帰りのフライトは少しオーバーしかけました)ということで、またの機会に。本も好きですが、古い写真も好きで、当時のことを思い浮かべて、ストーリーを作るのがなかなか楽しい作業だったりします。
今回、北海道神宮の向きが北東になっていることに気づいてテンションが上がったのも、そもそも北広島の図書館で妄想していたことも影響しています。すべては繋がっている。何事においてもそうだと信じていますが、繋げられるかどうかはその人次第。
私は本が好きで、物語を読むのも歴史書に目を通すのも好き。過去の歴史からは多くのことを学べます。学びがあるから気づけることもあり、学びがあるから気づけたことをきっかけに風呂敷を広げることができます。そして、その原点が読書なわけです。
知識がある人とそうでない人は、同じ景色を見ても見えるもの感じるものがまったく違います。知識がないから気づけることもあるので、どちらが正解というわけではありません。ただ単純に私自身としては本を読んできてよかったなとは思います。
私は発想力が乏しく、常識を超えたような言動で周りを驚かせるなんてことはできません。ただ、事実と仮定を積み重ねて、物語を作ることはできます。そこに書きたい対象があれば、無限に筆を動かせるます。リアクションライターとでも言えばいいのでしょうか。
私はそれでいいと思っています。リアクションせざるを得ないほど情報や知識を集めて発信する。それが物語になるかエッセイになるかはわかりませんが。それもこれも、かつての図書館通いの賜物。50歳になって活きてくるとは思いませんでしたが。
