
柏崎潮風マラソンで、クマが発見されたということでレース中に中止が決まるというトラブルが発生しました。実はイノシシだったのでは?などの声も挙がっていたようですが、人命第一ですし、即断即決が求められる状況なので、個人的には英断だったと感じています。
東京や大阪、横浜などの都市マラソンは別として、多くのマラソン大会が、すでにクマが発生したときのことを想定して、明文化しているかどうかは別として方針を決めていのでしょう。千歳マラソンのように、参加者募集をせずに中止を決めた大会もあります。
実際にマラソン大会にクマが出て、被害が発生する確率はかなり低いのでしょう。だから、人によっては神経質になりすぎだと感じているかもしれません。都会で暮らす人と山の近くで暮らす人とでも感覚が異なります。だからみんなが満足できる正解はありません。
ただ、安全より優先しなくてはいけないことはありません。万が一にも被害があったときには、大会が存続できなくなりますし、何よりも運営者が心に傷を負ってしまいます。マラソン大会の運営は、安全であることを前提に成り立っています。そこが破綻すると、イベントそのものが成り立たなくなります。
万里の長城マラソンも安全には最大限の配慮をしています。とはいえ、万里の長城での転倒などをすべて救うことはできません。できるのはコースをロストさせないこと。孤立させないことくらい。安全の確約はできないけと、安心を与えているといったところです。
これに関しては、スタッフが少ないことが大きな要因のひとつで、どこかで日本事務局を増員させたいという思いはありました。ただ、こちらから「やってほしい」と言うのは違うかなと。万里の長城マラソンは情熱で成立しているところもあり、「やりたい」人を受け入れたいなと。

どの立場でものを言っているのだと思われるかもしれませんが、むしろそだけが譲れないところであり、情熱さえあればあとは何とでもなるかなと。その場合、私のスタンスと反発する部分も出てくるかもしれませんが、それを受け入れられるくらいの余裕はあります。
むしろ、停滞しているものを推し進めるのには、私のスタンスを壊してくれる人が必要。だから、新しく万里の長城マラソンにアンバサダーを迎え、そしてもう1人大会スタッフを受け入れることになりました。一気に3人体制です。
人生万事なんとやら。必要な出会いは必要なときにやってきます。万里の長城マラソンがすべてのランナーに知ってもらえる大会になるかどうか。今はその分岐点。だから、多くのことを変革していくつもりです。きちんと事業化するとか、そういうのも含めて。
少なくとも私1人が日本事務局のすべてを握っているのはよろしくありません。人間だから、どこでこの世界からいなくなるかもわかりませんし、仮に10年健康でも、10年後は60歳です。そうなると、次の世代に引き継ぐことも必要になります。
ただ、3人体制というのは想定外であり、できることは増えますが、それとは別に制約も大きくなります。もう、自由気ままにというわけにはいかず、そして私は方向性を示さなくてはいけなくなりました。2人が自由に羽ばたけるまでの道案内。
2人の人生を動かしてしまった責任が、私にはあります。そこまで背負うことはないのかもしれませんが、そこは私の性分。2人が「あのときの判断は間違ってなかった」と思えるように、全力でサポートしていきます。それが変革の第一歩ということで。
