
万里の長城マラソンのサイトでグルメ情報や観光情報を掲載しているのですが、2014年に製作してからほぼノータッチでアイキャッチすらない状態だったのを修正。グルメ情報は受付会場近くの店舗なども紹介するように更新しています。
2014年からもう10年以上も経過していると、いろいろと変化を感じます。お気に入りとして紹介していたお店がなくなっていたり、かつて流行っていて、雨後の筍のように新店舗開発していたチェーン店がいつの間にか縮小していたり。
こういう情報は定期的に更新しなくてはいけないなと。もっとも深い情報は北京旅人に任せているので、万里の長城マラソンで掲載するのは本当に入口になる部分だけ。集客のためのコンテンツではなく、参加者のためのコンテンツなので、掲載する情報も限られます。
ただ、私はネット記事になると雄弁になるタイプなので、あれもこれも掲載したくなります。それを抑えて、シンプルかつ分かりやすい文章を心掛けているので、自分はそういうのは得意ではないんだなと。全部説明したくなるのは私の強みでもあり、弱みでもあります。
情報は少ないほうがいい。簡潔に伝えたいことを、正しく伝える。これが理想なのですが、技術力がないからたくさん語ってしまいます。たくさん語るから大切なところが伝わらない。世界一短い手紙のやり取りが「?」「!」というものらしいのですが、流石にこの領域は無理です。
ただ、読み手のことを考えて書くことで、文章の贅肉を削ぎ落とすことができます。誰もが知っている表現方法としては「代名詞」がそれに当たります。ただ、ウェブライティングの世界において、代名詞に置き換えるというのはあまり好まれません。

これはSEOに関わる問題で、たとえば「東京タワー」という単語を文章で使うとします。「私は東京タワーに行きました。その立地は丘になっていて……」と表現するところが、「私は東京タワーに行きました。東京タワーの立地は丘になっていて……」という文章になります。
そうすることで、Googleなどの検索に引っかかりやすくするわけです。これがどこまで効果があるかの議論は別として、代名詞を避けて固有名詞を使うのが技術のひとつとして広まっています。もちろん限度はありますが、小説のように気軽に代名詞を使うことはありません。
そして、とにかく読者にも検索エンジンにも誤解されないように書く必要があるため、どうしても面倒な文章になりがちです。これは職業病みたいなもので、ほぼ諦めているのですが、あまり美しくないとは感じています。代名詞が存在するのにはきちんと意味がありますので。
とはいえ言葉というのは変化していくものです。まず先に理論があるというわけではなく、人間がコミュニケーションを取るために使っていたものを論理的に解説したのが語学なので、当然のことながら言葉の使い方も意味も時代とともに変化していきます。
インターネットでは「誤用」の揚げ足取りが積極的に行われているのですが、誤用のまま市民権を得たなら、それはもう正しい使い方なのだと私は考えています。もちろん、自分で使うときにはできるだけ正しくを心掛けますが、それが鼻につくようではいけません。
正しい日本語マウントというのは、言葉を取り扱う仕事をしている人間が避けるべきことの上位に入ります。言葉は生きている。そして私たちは言葉をどう使うかではなく、想いや考えをどう伝えるかを大切にしたほうがいい。伝わらない言葉など発してないのと同じですから。
