指導:パーソナルトレーニングをどうするか

ここ最近、パーソナルトレーニングの依頼が少し増えていて、ちゃんと宣伝して仕事の割合を増やした方がいいのかなと考え始めています。いまはサイトがあるだけで、Instagramの投稿はしていますが、本当に宣伝っぽい宣伝をほとんどしていません。

パーソナルトレーニングを月20回するだけでも働き方が大きく変わります。万里の長城マラソンのサイト更新が落ち着いたので、北京旅人のサイトを少しテコ入れしたら、次はパーソナルトレーニングのサイトのリライトや新規記事の投稿をするとします。

それに合わせて、トレーニング内容をきちんと自分なりにまとめる。もう少し論理的な組み立てをしていこうかなと。もっともパーソナルトレーニングなので、その人に合わせた方法で実施しなくてはいけないので、完全なマニュアルを作ることはできませんが。


ランナーの悩みというのは基本的には共通していますが、その要因となっているところで、それぞれ別の課題を抱えています。「フルマラソンを走れるようになりたい」という相談でも、そのために教えることは人によって異なります。

「もっと走れ」で解決することもありますし、走り方の基本から教えなくてはいけないこともあります。少し悩ましいのが、パーソナルトレーニングの依頼をしてくれるような人は、自分なりに調べたり試行錯誤したりしていること。これが教えるときに妨げになることがあります。

最近はYouTubeで何でも調べることができます。ランニングフォームに関する説明なんて、すべてを見れないくらいたくさん動画が用意されています。ただ、そのすべてが本質的というわけではなく、そのアドバイスはあまり意味がないという話をしている方もいます。

たとえば「腕振り」ですが、腕振りを走りに連動させるという話をしている動画をよく見ます。でも、一般のランナーで腕振りを走りに繋げられているケースはほとんどありません。ただ腕を振っているだけで、体力を消耗している人が大多数を占めます。

腕振りは確かに大切です。でもそれは、体幹が安定していることが大前提になります。だから、教える手順としては、まずは走るための姿勢を伝える必要がありますが、走るための姿勢について説明している動画は多くありません。

大切な話なのに、そこについて触れずにいきなり腕振りを解説する。そういう動画がYouTubeに溢れています。そして、その知識を持ってパーソナルトレーニングを受けるから、こちらはそこから解説をしなくてはいけなくなります。


こういう現象はきっとランニングの世界以外でも行われているのでしょう。真偽がわからないような情報をYouTubeで公開する。それを見た人が、間違った情報も信じてしまう。それも経験といえば経験だから、一概に悪いとは言えませんが、教える側としてはノイズになります。

もっとも私の教えていることが100%正しいというわけでもありません。そもそもランニングなんてどんな練習をしようとも、練習さえすれば走力は上がります。気をつけるべきことはオーバートレーニングくらい。だから、私のやり方で成果が出ても、そのやり方が正しいことの証明にはなりません。

それゆえにパーソナルトレーニングをメインの仕事にできないでいるのですが、中途半端に受けるよりももっと大々的に受けた方が効率的です。週末に4件受ければ平日に旅ランに出掛けに行ったりもできます。そういう環境を少しでも改善するためにも、本気でテコ入れを始めるとします。

著:マイケル・バンゲイ・スタニエ, 翻訳:吉村明子
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