相性:結局のところランニングシューズは軽いのが好き

ランニングシューズのレビューのために、2種類のシューズを比較しています。片方は弾むような感覚が強い1足で、もう一方はゼロドロップで足の感覚を大切にするシューズ。対照的なシューズということもあり、走ったときの感覚がまったく異なります。

目的やコンセプトが違いますので、当然といえば当然ですが、ここまで違うものかと。速く走るシューズと体を鍛えるシューズは違う。当たり前のことですが、意外とその意識は広まっていません。シューズなんて何でも同じだと思っている人も少なからずいます。

でも、現実は同じような心拍数で走っで、1キロあたり30秒近い差がシューズ選びで生まれます。もちろん、どちらも軽量のレーシングシューズというのであれば、その差はほとんどありません。コンセプトや用途が違うと、まったく違う結果になるという話です。


これまでランニングシューズとランニングフォームの関係をデータどりするのに、ずっと近所の公園にあるランニングコースで行ってきました。ただ、ランニングコースはウレタン舗装されていて、最近の弾む系シューズだとポテンシャルを発揮できません。

そこで、リーニンのランニングシューズをレビューしたときから、近所のアスファルトの道を走るようにしています。より強い反発をもらえますし、何よりもレース本番に近い環境なので、よりリアルなデータを取れるといったメリットがあります。

このため、今回の2足だけでなく、リーニンのランニングシューズのデータも比較対象にできるのですが、フォームのスコアは圧倒的にリーニンのシューズが高い数値を叩き出しています。リーニンのシューズは弾まないし、クッションも弱いのに。

リーニンのシューズのスコアが高くなる理由は明確で、単純に「軽い」ことが最大の理由になります。ランニングシューズの重さについては気にする人とそうでない人がいます。大柄で体重がある人ほどシューズの重さは、走りに与える影響は小さくなるので。

でも161cm55kgくらいだと、シューズの重さが20g変わると大きな差になります。リーニンのランニングシューズは、一般的なランニングシューズよりも50gくらい軽いので、とにかく走りやすく、スピードも簡単に出せます。

たった50gと思かもしれませんが、100回持ち上げれば5kg持ち上げたのと同じ負荷がかかります。フルマラソンで4万歩かかるなら、2000kgにもなります。もっとも消費カロリーはたかがしれていますが、それでも軽いほうが楽に走れます。


実際に現在のランニングシューズ開発は、厚底をキープしながらどこまで軽くできるかを競い合っています。軽さがすべてではないけど、軽いことはとても重要な要素になります。私がワークマンの980円シューズでサブ3.5を達成したのも、シューズが軽かったから。

相性もあるのでしょうが、私は間違いなく軽いシューズが適しています。データをとっているといろいろわかるものです。感覚も大切ですが、その裏付けも大切。そして自分に適した1足を見つけることも。シューズの違いで結果が大きく変わるので。

みんなが選ぶシューズではなく、自分に適したシューズを選ぶ。この考え方ももう少し広まってもらいたいところ。そのために大切なのがシューズレビュー。提灯記事を書くのではなく、読者のために記事を書く。そこだけはブレないようにしたいところです。

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