切札:キラーカードの作り方

久しく訪れてなかった箱根ですが、呼ばれているのか引き寄せ合っているのかわかりませんが、中1日での箱根。しかもどちらもランニングです。木曜日はOnの取材で土曜日は万里の長城マラソンの練習会。この時期に走れる場所は限られているので当然のことかもしれませんが。

メディアによっては、HOKAのイベントも直前に開催されていたのでその人たちも連続で箱根。私もHOKAさんとは少し繋がっていますが、大きなイベントに呼ばれるほどの信頼関係はなく。広告代理店との関係性というのが私のような個人メディアはとても重要になります。

小さな信頼を積み重ねて関係性を築く。そのために自ら営業をかけることも大切なのですが、私は2回のフリーランスの期間で1度も営業したことがありません。苦手というのもありますが、流されるように生きたいので、仕事において切り拓くということはしません。


器を用意するようなことはあります。今回の万里の長城マラソン練習会のようにランイベントを開催するのも好きなので。ただ、そういうイベントをするときに宣伝をほとんどしないので、集客できず。今回は2人の若いスタッフがいるので宣伝もどんどんしてくれます。

イベントを開くとき、基本的にわたしは自分の手札だけしか使いません。知らない街を走るみたいなことは一切せず、事前に下調べできているところを使うようにしています。だから基本的には自分が良いと感じた場所を走り、訪れます。

万里の長城マラソンの翌日ツアーも同じで、ギャンブルすることはありません。絶対の自信があるお店や観光スポットのみ巡ります。そうすると、自分の手札が増えません。これが本当に悩ましいところで、私は最新の北京をほとんど知りません。

最近、北京市の情報発信をチェックしているのですが、どうやら北京動物園のパンダ館が拡大されたとか。他にも受付会場近くの国家図書館でアートの展示をしているとか。これまではそういう情報もほとんど知らないから手札の鮮度もどんどん落ちていきます。

手札というのは自分だけのものではないというのもあります。夏の箱根は走りやすいというのは、知っている人が少なくない情報。みんなが知っているわけではありませんが、誰もが驚くような情報ではありません。だから情報の鮮度も大切。

鮮度を保つには訪れたり体験する必要があります。そして私にはその時間が圧倒的に足りていません。本当になんとかしなくてはと思うのですが、アルバイトも必要になるので仕方ありません。やれる範囲でできることをする。そのために、とにかく自分の人生を差し出すこと。


自分のやりたいことではなく、未来につながることをする。衝動的に動きたい私にとってそれはなかなかの難題。でも古くなった手札をニヤニヤ眺める人生にしたくないなら、選択肢は「やる」しかありません。そして手札を磨けばキラーカードになることも知っているので。

万里の長城マラソンもただの参加者だったのが、情報発信を続けた結果が日本事務局という立場。RUNNING STREET 365も同じでただの手札でしか今ではしっかりキラーカードになっています。そう、手札がなければキラーカードは手に入りません。

手に入れたカードを眺めているのではなく、最新の状態に保ちつつ、さらに付加価値をつけて磨いていく。そうすると自分だけのキラーカードが出来あがります。そういう意味では手札を増やしすぎず、今ある手札をしっかり育てるほうがいいのかもしれません。

著:ウィリアム C. テイラー, 翻訳:北川 知子
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