
何歳になっても人は学べるもの。極めたとは言えないものの、周りの人よりも優れていると思っていた体の使い方でさえ、さらに奥深さがあって、50歳にしてアップデートできそうな気がしています。今回の気づきというのがタイトルにある「体幹」です。
自慢するわけではありませんが、私は体ピラティスを長く続けていたのもあり、体幹はそこそこ優れているつもりでした。体幹スコアの最大値を100とするなら、80〜90くらいはあるんだろうなと。でも実際には50くらいがいいところでした。
それくらいインパクトのある気づきをもたらしてくれたのが、YouTubeのトレーニング動画。YouTubeのノウハウは使いものにならないものがほとんどなのですが、トレーニングとなると発信者が真面目なのか、お金を払ってでも教わりたい内容がいくつも公開されています。
ただ、動画を見ただけでは本質には届かないケースが多々あります。表面的に真似るだけでもそれなりの効果はありますが、トレーニング効果が最大化されなかったり、応用できなかったりします。とはいえ、私は再解釈のプロ。自分なりに理解して、自分の理論に組み込むのは得意中の得意です。
少し話が脱線します。アルバイト先で端末を使った作業があるのですが、驚いたことにその作業が何のために行われているのか理解せず、そのような作業指示があるから、それに従っている方がいます。それも1人だけでないことが最近になってわかりました。
その人が悪いという話ではなく、人間というのはそういうものだという話です。自分がやっていることにどのような意味があるのか、なぜそれをやるのか理解しようとしないで、言われた通りにやるだけ。思考停止になるのは楽ではありますが、そこからは何も生み出されません。

YouTubeのトレーニング動画も、そこに公開された動きをそのまま見よう見まねでやっているだけという人もかなり多いような気がします。それで効果が出たとか、意味がないとか語る。それはとてももったいないことだし、やはり得られるものも得られないなと。
私が今回学んだことを言語化するのはかなり厄介なのですが、何とかやってみましょう。私はこれまで体幹というのを、伸展のイメージでやっていましたが、実際には伸展+圧縮だったという話です。パーソナルトレーニングでも、おへそを肩甲骨側に軽く引き上げて、頭頂を高くする姿勢を教えています。
このとき、左右の肩甲骨を1本の糸で結ぶイメージと付け加えるのですが、そこが今回の肝となります。確かに姿勢としてはそれで成立しますが、プラスマイナスゼロくらいの効果しかありません。マイナスにならないための姿勢。だから私もあまり重視していませんでした。
でもこれを「脇の下を上から圧縮する」イメージに置き換えると、すべてが変わりました。中心軸は上に伸び、左右軸が圧縮される。ただし骨盤が下がるわけではないので、胴の左右だけが圧縮されるのですが、これで上半身の安定が格段によくなります。
実際にランニングしてみても、安定感がまったく違います。アルバイト帰りは、疲労もあっていつもはキロ7分くらいでダラダラ走るのに、この意識を入れることでキロ5分台でキビキビ走れたうえに、疲労感もあまりありません。これはかなりの驚きです。
ただ、まだ意識しないとできないことで、これをナチュラルにできるようにしなくてはいけません。それには数年かかると思いますが、久しぶりに手にした宝物。必ず自分のものにして、パーソナルトレーニングを通じて広めていきたいところです。
