
Xで自転車の初心者をバカにするような投稿があり、かなり炎上してきました。SNSではよくあることで、Xなら人を小馬鹿にするのが文化みたいなものとなりつつあります。ただ、バカにされた人にしてみれば腑に落ちませんし、倫理観を問われると間違いなくNGです。
でも、こういうのはどこの世界でも必ず起きる現象です。ベテランが初心者を笑っり、バカにしたりする。マウントを取ることで自分が優れているのだと自慢する。恐ろしいことに、本人はそれが悪いことだと思っていません。まったく悪気はないわけです。
なんだったら、バカにされる方が悪いのだという思い込み。そのタイプの人たちからすれば、当たり前のことをしただけなのに、なぜか周りに批判される。炎上して自分が間違っていたと気づくならまだマシです。実際には意固地になって、何も変わらないどころか拗らせるケースがほとんどです。
マラソンの世界にもそういう人は一定数います。とにかく自分がすごいのだとアピールしたい人たちが。そういう人たちが新規参入の障壁になっているのに、その自覚がない。マウントを取りながら、とにかく「自分はすごい」アピールを繰り返すわけです。
確かにその人たちは素晴らしい記録を持っているのかもしれませんし、讃えられるくらいの努力をしてきたのかもしれません。でも、速いというのは個性でしかなく、人間としての価値とはほとんど関係ありません。自分の中で胸を張るのは自由ですが、他人にアピールすることでもありません。
それなのに「誰かに褒めてもらいたい」の気持ちだけが大きくなって、褒めてもらうために誰かを叩く。そんなことをするから尊敬されないのに、アピールしても尊敬されないから、どんどん過激になっていく。人間とは何とも哀しい生き物なのでしょう。

別にそれをする人を批判したいのではなく、社会にはどうしてもそういう人が一定数いるという話で、そういう人がその世界の入口を塞いでしまう。だとすれば、少なくともランニングにおいては、私が別の入口を作ればいいのかなと思って始めたのがYouTube投稿です。
ランニングなんてひと駅走るだけでいいんだよ。それくらい軽いノリで、ちょっと走ってビールを飲むくらいでも、楽しければそれでいいという提案をしていくのがチャンネルの方向性になります。いずれそれなりの長さの動画も投稿しますが、そちらも旅系で速さとは無縁の世界。
走れるようになった先に待っているのがフルマラソン完走だけでなく、こんな楽しみ方もできるんだよという提案を行う。そうすることで、ランニングの入口を広げていきたいなと。そして100年後に、旅ランが文化になっていればいいなと思うわけです。
少なくとも、私の投稿が面白ければ真似る人が出てきます。真似てYouTubeにアップする人も出てくるかもしれません。そうやって輪が広がっていく。ちょっと走ってみようかなと思ってもらえる。それが巡り巡って万里の長城マラソンの発展につながるとも信じています。
ひと駅走るというアイデアは、おそらく誰もYouTubeに投稿していません。実際にしている人はいると思います。通勤でひと駅分だけ走るとか。でも、わざわざひと駅だけ走るというチャレンジをすることはなく、それを趣味にする人なんてまずいません。
なぜなら、ランナーは短い距離しか走らないことを恥ずかしいと思っているから。だから、長い距離、長い時間走ったことをアピールし、時としてそれをできない人をバカにする。そういう世界とは違ったランニングを提案することが、私の役割だと信じています。
