RUNNING STREET 365のようなアイテムを紹介する仕事をしていると、どうしても写真を自分で撮らなくてはいけなかったりするのですが、これまではなんとなくごまかしてきましたが、あまりにも撮影環境が悪すぎます。
とはいえ、スタジオを借りるほどの稼げるわけでもなく、どうしたものかと思っていたろころ、撮影ボックスなるものがあることを知り、さっそくamazonでチェックしてみました。
ブランドものの撮影ボックスは2〜3万円、簡易的なものなら5000円くらいからあります。素人写真ですので、5000円のもので十分だったのですが、なんか引っかかります。
「そうじゃないだろう」とわたしの中のリトル河童がつぶやきます。
よく見ると、これくらい自分で作れるんじゃないかと思うわけです。そこで実際に調べてみたら、自分で作っている人がたくさんいます。500円で作ったという猛者も。
要するに白い枠で囲ってしまえばいいだけのことです。
というわけで、さっそく100円ショップの王様ダイソーに向かいます。最初は白い板を手にしてたのですが、いろいろ見ていたら「組立てラック」なるものを発見。これは金属のフレームに樹脂の半透明カバーが付いたアイテムで、金具を使って固定をしていきます。
板を貼り合わせても良かったのですが、見た目は大事です。部屋にあっても嫌じゃないくらいのクオリティはほしいと思い、こちらを組み合わせて撮影ボックスにすることに。
こうなるともはや自作とかDIYとかいうレベルではありません。金具の向きが気に入らず組み立て直しをしたのも含めて15分で完成しました。
ボックスを作ったら、あとは模造紙の上部ををクリップで止めて、ボックス内に敷いたら完了です。
本当にこんなので、クオリティの高い写真が撮れるのか不安でしたが、物は試しです。いや試さないことには作った意味がありません。実際に撮影したものを比較してみましょう。
写真を加工するのはずるいので、どちらも撮って出しです。
そのままの状態ですと味気ないんですが、背景が白い方はいろいろ使い勝手がいいんです。例えば現像すると下記のような感じになります。ちょっと売り物みたいですよね。
なんでロサンゼルスマラソンのカナビラが、わたしの部屋にあるのでしょう?ずっと使ってましたが、「Los Angels Marathon」って書いてあるのをいま知りました。
それはいいとして、一番上の写真は商品の紹介としては使えません。絶対に使えないということはないのですが、背景など情報ノイズが多すぎていまいちです。
簡易的な撮影ボックスを使っただけで、こんなにも写真が変わるっていうことをお伝えしたいのですが、きっと感動しているのはわたしだけですよね、知ってます。
悔しいのでもうひとつ。
上から順に部屋の床で撮ったもの、撮影ボックスで撮ったもの、撮影ボックスで撮ったものをソフトを使って現像したものです。一番下くらいのクオリティなら「おっ」ってなりませんか?
はい……ならないですよね。
こんなものは自己満足です。でも、わたしはちょっと興奮しています。これで背景を変えたりすれば、また雰囲気を替えることもできます。一応、色の付いた画用紙を何枚か買っていますので、いろいろ楽しめそうです。
その画用紙も合わせて合計1080円。レジの女の子が組み立てラックのプレートを「4枚ですね」と言ったので、あやうく「はい」と言いかけましたが、ちゃんと「5枚ですよ」と正しておきました。
きっと明日くらいに、金の斧と銀の斧を持った白髪のおじさんが沼から現れてくれるでしょう。
ちょっとこれは極端な例ですが、ここまでくると全然違うのが分かると思います。
画用紙を除けば864円で、写真のクオリティを一気にアップできると思えばかなりお得です。5000円も出して買わなくて良かったです。いや、いいものはもっと良く撮れると思います。LEDライトもついてますし。
でも、わたしのようなアマチュアカメラマンはこれで十分です。LEDはないけどiPhoneで照らせますし。
せっかく作ったので、これからこれを活用していろいろ撮ろうと思います。箱に入るサイズなので、あんまり大きなものが撮れないのが欠点ですが、まぁそれはまた別の方法で撮影するとしましょう。
今回学んだことは「ダイソーはすごい」ということ。いや、正直これに尽きます。
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