万里の長城マラソンで北京に行った最終日、王府井の小米之家(Xiaomi直営店)に行ってきました。目的はXiaomiの活動量計「Mi Band 4」を購入するためです。わたしが使っているのは Mi Band 3で、最新モデルが欲しかったので。
Xiaomi Mi Band 4はamazonやGearbestなどを使えば、日本でも購入できます。でも送料を考えるとちょっと高くなります。
小米之家:169元(約2,535円)
amazon:4,699円
Gearbest:3,070円
Gearbestはそこそこ安く買えますが、手元に届くのに1週間以上かかるという噂。amazonは高すぎてお話になりません。北京に行くなら北京で買うというのがベストな選択です。
ちなみに、直営店の小米之家は台北にもあります。台北でも日本よりもかなり格安で購入できますので、台湾に行くという人はチェックしておくといいですよ。
そんなことを言っている間に、Xiaomiが2020年から日本に進出するというニュースがありましたので、日本でももう少し安く買えるようになるかもしれません。ただ、わたしが欲しいのは「今」なんです。
北京で購入するときに迷ったのは「国際版(グローバル版)」の存在です。Xiaomi Mi Band 4には大きく分けて3つの種類があります。
Xiaomi Mi Band 4(NFC版)
Xiaomi Mi Band 4(中国版)
Xiaomi Mi Band 4(国際版)
NFC版というのは中国国内で買い物をするときに、Alipay払いできるモデルなのですが、日本人には必要ないモデルです。
ただ、わたしがXiaomi Mi Band 4を購入した直後に、海外旅行者でもAlipayが使えるようになったので、人柱としてはNFC版を買っておけば良かったのではないかとちょっと後悔。
とはいえまだNFC版が使えるかわからないので、中国版と国際版のいずれかを選ぶことになります。ただ、いくら調べてもこの2つの大きな違いが分かりません。中国版は中国語表示で、国際版は英語表示になるのですが、中国版も設定で英語表示にできます。
ただ、気づかないところに違いがあるかもしれませんし、日本で購入している人の多くが国際版を選んでいるので、できればそちらを欲しいなと思って、外国人観光客がたくさんいる王府井まで行ったわけです。
ところがお店には中国版しかなく、店員のお姉さんに聞いたら「これで英語表記になるから大丈夫だ」と言います。中国好きのわたしでも、さすがに中国人の「大丈夫」は信用しません。ただ時間がないのもあって、お姉さんの推しに負けて中国版を購入。
ここまではXiaomi Mi Band 4を購入した経緯になります。ちょっと長くなりますが、ここからはXiaomi Mi Band 4の機能やランナーとしての使い勝手などをご紹介していきます。
Xiaomi Mi Band 4でできること
Xiaomi Mi Band 4はいわゆる活動量計です。ですので、アップルウォッチのようになんでもできるというわけではありません。
・心拍数測定
・睡眠モニター
・歩数計
・目覚まし
・座りすぎアラート
・通知
・スマホ音楽のコントロール
できるのはこれくらい。わたしが使っているのは、心拍数測定と睡眠モニター、目覚ましの3機能だけです。歩数計は自動で測定してくれているので、1万歩を超えればちょっと嬉しいなということくらい。
これらの機能はXiaomi Mi Band 3でも同じことができます。なので冷静になれば買い換える必要はまったくありません。ただ、カラー表示になったのとディスプレイが大きくなったので、ものすごく見やすくなっています。
充電器も新しくなって、これまでは接点が接触しにくくてストレスになっていましたが、Xiaomi Mi Band 4ならそんなストレスから開放されます。もっとも、購入して最初に充電したっきり1回も充電していませんが(めっちゃバッテリーの持ちがいい)。
2,500円でこれだけの快適さを手に入れられると思えば、Xiaomi Mi Band 3からXiaomi Mi Band 4への買い換えはそんなに悪い判断ではないかなと。
ちなみに中国語版を英語表記にするには、スマホの言語設定を英語にしておく必要があるらしいのですが、面倒なので中国語のままにしてあります。あとディスプレイデザインを変更できますが、それも面倒なので初期設定のまま。
わたしの場合にはデータの管理をスマホアプリでしているので、Xiaomi Mi Band 4の表示がどうなっていようとまったく気になりません。そういう人なら中国語版でもまったく問題ないかと思います。
Xiaomi Mi Band 4はSTRAVAで使えるか
Xiaomi Mi Band 4のレビューは他のレビューアーさんがいろいろと役立つ記事を出しているので、同じことをわたしが書いても意味がありません。そこでランナーとして、Xiaomi Mi Band 4をランニングで使えるかどうかということのお話をします。
Xiaomi Mi Band 4はGPSがありませんので、これ単体でランニングに使うことはできません。一般的にはMi Fitアプリのランニングを使ってログを取りながら、そこにXiaomi Mi Band 4の心拍数測定を合わせるという使い方をします。
自分のランニング記録をそこでクローズさせる人なら、それで問題ないのですが、ランニングのSNSとして人気のあるSTRAVAと組み合わせるとなると、少し問題があります。
Mi FitはSTRAVAと連携ができません。世界中の多くの人がMi Band 3の頃から、連携方法をいろいろと試している人がいるのですが、基本的にはAndroid端末でないとSTRAVAにデータを送れないというのが結論になっています。
わたしはiPhoneを使っているので、STRAVAとMi Band 3の組み合わせができないと嘆いていたのですが、ふとしたことからAmazfit WatchというアプリでMi Band 3を使うことができ、そこからならSTRAVAと連携できることに気づきました。
これがそのときの記事です。
同じことがXiaomi Mi Band 4でもできるはずと思ったのですが、これに関してはどこにも情報がありません。ですので、北京でXiaomi Mi Band 4を購入したのはちょっとしたギャンブルだったわけです。
せっかく買ったのに、連携できずXiaomi Mi Band 3に戻さなくてはいけない可能性もあったので。ただ2,500円の投資ですから躊躇する必要はありません。連携できなくてもネタにはなりますので。
Xiaomi Mi Band 4をAmazfit Watchで使えるようにするには、ちょっとした手順が必要になります。
1.Mi FitからMi Band 3を解除する
2.Mi FitでMi Band 4をペアリングする
3.Amazfit WatchでMi Band 3を解除する
文字にすると簡単なのですが実際にやろうと思うと、意外と戸惑います。
すでにMi Band 3を使っている場合には、まずはペアリングを解除しなくてはいけません。Mi Band 3のペアリングを解除してからMi Band 4をペアリングするとおぼえておきましょう。ペアリングを解除しても、過去の計測履歴は消えませんので安心してください。
Mi Band 3を使っていない人も、まずはMi Band 4をMi Fitでペアリングしてください。Mi Fitでペアリングすれば、自動的にAmazfit Watchでもペアリングされた状態になります(多分……)。
Amazfit Watchを使う場合、Mi Fitアプリはペアリングをするためだけに使います。Amazfit Watchで使えるようになったらMi Fitアプリは落としておきましょう。両方立ち上がっているといろいろと不安定になります。
また、最初にMi Fitとペアリングしたときに、Mi Band 4のファームウェアアップデートがありますので、時間があるときに行うようにしてください。
さて、問題はきちんとSTRAVAで連携できるかということなのですが、連携という部分では問題ありません。含みのある言い方をするということは、運用上の問題があるということなのですが……
Amazfit Watch:Mi Band 4でも使える
STRAVA:Amazfit Watchと連携できる
Mi Band 4を使ってAmazfit Watchでランニングログを取れば、STRAVAに連携される。この基本的な流れはスムーズに行なえます。1度だけデータがSTRAVAに上がっていないことがありましたが。
問題は心拍数測定にあります。
毎日走っているコースでのMi Band 3とMi Band 4での心拍数ログの違いです。Mi Band 3はそれなりにしっかりと取れていますが、Mi Band 4は何を測っているのかまったくわかりません。上は平均心拍数が108といったおかしな数字になり、下は後半の心拍数が180を超えています。
その2の前半はそこそこ良かったのですが、後半に急に大幅な上昇をしています。
日常生活ではこんなことはないのですが、走っているときだけどうしても心拍数が安定しません。理由はわかりませんが、STRAVAは心拍数を使って疲労具合を計算してくれているので心拍数がこれでは、まったく役立ちません。
これに関しては、もう少し考察していこうと思いますが、ネットでの口コミでも心拍数測定精度がかなりひどいという話をよく耳にします。Mi Band 3でそこそこ測れていたわけですから、この部分は大きなマイナスです。
個体差がある可能性もあるので、わたしがハズレ端末を引いた可能性もあります。
この結果だけを考えれば、ランニングでMi Band 4を使って心拍数測定をしたいという人は、購入はおすすめできません。中国や台湾などで安く買えるなら人柱になるつもりで購入するのもいいのですが、amazonで5,000円も払うのはやめておいたほうがいいでしょう。
もちろん心拍数測定はあまり気にしないというのであれば、すぐにでも購入してもいいと思います。わたしはもうMi Bandの目覚まし機能(手首でブルブル震える)がないと朝起きられませんので、これだけでも2,500円払う価値があると思っています。
でも、ランナーとしてはやっぱり心拍数測定の問題はなんとかしなきゃです。何か変化があればまた記事にしてお伝えしようと思います。
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