デジタルカメラの話をしているのになぜかランニングシューズの話になる【選び方が似ている】

まだカメラ選びで悩んでいます。現在使っているのはオリンパスの初代E-M10。オリンパスが撤退するということで、乗り換え先を決めようと思ったのですが、OM デジタルソリューションズが引き継ぐということで、当面はオリンパスでも問題なさそうな感じです。

ただ、立ち上がったからには手ぶらで座るというのは、貧乏性の私にはできません。乗り換えるにあたって、いろいろと自分なりにも勉強したので、カメラ選びの考え方についても少しは知識がついてきました。そしてプロのカメラマンが口を揃えて言うのは「新しいカメラがいいカメラではない」ということです。

以前少し話しましたが、カメラの性能はすでに必要十分な領域にあり、これ以上連写できるようになっても、これ以上高感度撮影できるようになっても、これ以上画素数が増えても、大したことではありません。もうプロが納める仕事用の写真ですらiPhoneで撮影しても成立するわけです。

そういう時代にカメラを買う。その理由は写真撮影が好きだからと話しましたが、いまカメラを選ぶためには、もう少し「好き」を具体的にしないと、自分に最適なカメラを見つけられないということまでは、ようやく自分なりに理解しました。

私が撮影したいもの。その1番目はマラソン大会での風景です。ただ、困ったことに今はマラソン大会そのものがありません。これが私に迷いを与えている最大の原因でもあります。撮りたいものがはっきりしているのに、今それを撮影することができません。

次に撮影したいのは風景です。美しい景色を切り取りたい。できることなら空気までも写したい。マラソンを撮るというのと、風景を撮るというのは被写体として相反するモノをターゲットにすることになります。マラソンは動きがあり、風景は基本的に動きません。

しかもマラソンは走りながら撮るので、カメラが重いとどうにもなりません。一方の風景は、それなりに重たいカメラでも問題ありません。ただ私は小さなもの、コンパクトなものが好きなので、あまり大きいものは受け入れることができないかもしれません。

撮りたいものが相反するなら、カメラを2つ用意するという考え方もあります。ランニングシューズだって履き分けるわけです。マラソン用にオリンパスのカメラを使い、風景を撮るのに違うカメラを使うということも普通にあることです。私はずっとオリンパスのカメラを使ってきたので、他のカメラを経験するのも大事です。このままだと井の中の蛙ですから。

それもランニングシューズと同じですね。同じメーカーのシューズばかり履いていたら刺激もなく新しい気付きがありません。安心感はあります。でも現状維持で満足できないから走っているのに、安定を求めるのは違うかなと。失敗してもいいから最新のテクノロジーを試してみる。そういうのも大事です。

ただ、ランニングシューズで言えば厚底以外はデジタルカメラと同じで、すでに技術的には収束しています。もうここから大きな伸びはありません。サスティナブルな素材を使ったとか、そういう方向に流れていくだけでしょう。速さを求めるなら厚底になりますから。

カメラの話でした。自分の目的にあったカメラを考えたとき、おそらく1台に絞るから難しくなるのだと分かってきました。問題は財布はひとつしかないということ。ただひとつだけまだ試していないことがあります。それがオリンパスのハイグレードのレンズを試すということ。

実はそれですべて丸く収まるのではないかと思ったり。いや、本当は腕の問題なんですよ。知っています。どんなにいい道具を使っても腕がついてこないと意味がない。どんなにスピードを出せるランニングシューズがあっても、筋力や技術がないと履きこなせないのと同じです。結局ランニングシューズの話になってしまうので、今日はこのへんで。

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