ハルカススカイランに向けてのトレーニングを再開しています。8月に入ってからほとんど、負荷の高い練習をしておらず、中山道に走りに行ってしまいました。戻ってからも疲労の回復を優先。
先週からジャンプ練習を再開しましたが、想像以上の筋力低下で5日間くらい筋肉痛に悩まされました。さらに火曜日にピラティスをして水曜日も体がバキバキです。
そしてようやく、昨日になってトレイルでの階段練習に戻れました。そこそこの傾斜のある坂道150mで標高38mくらいを駆け上がります。
これまでのベストタイムは1分13秒。ただ、いずれも4本目で限界になって終了でした。
筋力が低下していることを考えると、今回の目標は前回のベストタイムにいかに近づけるかということでしたが、実際に蓋を開けてみたら、1分8秒、1分9秒とベストタイムを軽く上回っています。
ちょっと信じられませんが、結局のところ体重なんだと思います。前回よりも2〜3kgは軽くなっていますので、単純にタイムが縮んでいるのでしょう。贔屓目に見てもそれ以外に理由は考えられません。
これを単純計算すると、ハルカススカイランを10分でゴールするには、あと3kgは体重を落とさなくてはいけない計算になります。これはまったく面白みがありません。
軽くなれば速くなるのは当然です。でも、ここまで劇的にタイムに影響すると走り方などのテクニックがほとんど意味がないということになります。パワーがあって軽い人が勝つ。
分かっていたことですが、わたしが目指しているのはそういうところではありません。なぜ金沢の足軽飛脚は500kmを5日間で走れたのか。そこにはきっと現代とは違う技術があり、それを追い続けることにロマンを感じるわけです。
それを「軽ければいい」というのはあまりにも現実主義過ぎて、ロマンもへったくれもありません。でも、実際のところは軽かっただけかもしれません。当時の日本人は肉を食べられませんので、おそらく筋肉は少なかったのでしょう。
地位の高い侍や儲けている商人でもない限り、贅肉なんてほとんどついていないはずです。そうなってくると走り方なんて関係ないわけです。わたしも本気で減量に取り組むしかありません。
160cmで49〜50kgくらいにまで持っていければ、ハルカススカイランで戦える体になるのでしょう。ただ、フルマラソンならどうかというと、スタミナが持たない可能性はあります。
ただ、今はフルマラソンのことを考える必要はありません。いろいろなものを諦めてハルカススカイランに絞ったわけですから、そこで過去最高の自分である必要があります。というわけであと3kgの減量。
あぁ気が遠くなりそうです。3kg落とすのに540kmも走ったわけです。ここからは食事制限も必要になるということです。とてもじゃないですが、11月まで減量を続けるのは無理です。
とりあえず、これから2週間くらいで1〜2kgを落としておいて、あとは直近になったら本気を出します。
普段の走る距離も、9月からは伸ばしていかなくてはいけなさそうです。やり始めるまでは本当に憂鬱なのですが、やると決めたら意外と楽しめる性格なので、きっと今回も大丈夫でしょう。
少なくとも走っているときだけは自分だけの時間。仕事のことや頼まれごとも全部忘れて走ることだけに集中するので、貧乏暇なしのわたしには唯一の自分の時間だったりします。
なんでこんなにも時間が足りないのでしょう?頼まれたことを全部受けているから?でも頼まれたらやるしかないじゃないわけで。これまではそうやってきて、今の自分がいるのですから。
でもこんな忙しいのもきっとあと2〜3年。マラソン大会にもあまり出なくなるでしょうし、SNSからも距離をおくはずです。そうなるまえに全力の自分を出し切っておきたいところです。
ハルカススカイランを10分で走るというのは、自分を出しきるために設定した目標です。そこまで追い込めれば、自分を納得させられるかと。
そう思えば3kgの減量なんて、そんなに無理な話ではありません。
次のステップに進むために、人生で1度くらいは全力で何かに取り組んでおきたい。それがハルカススカイランですので、ここはもう多くを語らずに体重を落とすだけ。
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