グルテンフリーを試すために、いまさら「ジョコビッチの生まれ変わる食事」を読みました。いろいろと学ぶことの多い内容でしたが、結果的に外に出たときに、ほとんど何も食べることができなくなるという。
いつもならカフェで仕事をするときには、コーヒーと何かを一緒に買っていましたが、スイートポテトかスタバのポテチくらいしか食べれるものがありません。
スイートポテトには砂糖が入ってるし、ポテチは油を使っていますので、ジョコビッチ的にはどちらもNGなのでしょうが。
さらに、ランチは炭水化物で夕食がたんぱく質という食べ分け方も意識すると、外食で晩ごはんを食べるなら居酒屋か中華屋にでも行く必要があります。これがなかなか苦しいのですが、慣れればなんとかなるかもしれません。
わたしはこだわった食事をする人は、それをやり抜くメンタルがすごいのだと考えています。だから菜食主義者のスコット・ジュレクを真似して肉を食べないようにしても、決してスコット・ジュレクになれるわけではありません。
でも、グルテンや小麦粉というのは少し話が変わってきます。
小麦粉を摂らないように意識してみると、世の中の食べ物はほとんどが小麦粉を使っていることが分かります。パンはもちろんのこと、麺やお菓子だってそうです。美味しそうに見えるものはほとんどが小麦粉を使っています。
小麦粉がない食事をするのはとても難しく、しかもお金がかかります。
ここまで小麦粉が多いということは、わたしはこれまでの43年間でかなりの量の小麦粉を口にしてきたということです。そうなると小麦粉アレルギーに近い状態になっていてもおかしくありません。
花粉症もそうですが、後天的なアレルギーの多くは摂取しすぎたことによって発生します。
わたしだけでなく、多くの人がすでに許容量を超えていてもおかしくありません。これだけ花粉症の人がいるわけですから、小麦粉への耐性がなくなっていても当然のことです。
ただ、わたしは別に小麦粉を食べないほうがいいと言うつもりはありません。今の人体実験が終わったら、普通に小麦粉を口にすると思います。いい結果が出たら摂取量を減らしたり、シーズン中は摂らないようにしたりしますが。
まだ、グルテンフリーを意識してから2週間も経過していないので、自分の中で何かが変わったという印象はありません。右足の太ももにあったかゆみを伴った肌荒れが、痒くなくなったくらいでしょうか。
あと、入浴剤なしでもお風呂に入れるようになりました。
それと引き換えなのか、別の理由かは分かりませんが、読めない文章が増えています。文章書きをしていて言葉や表現がうまくでてきません。読めない文章というのは横文字が多い文章ですが、読みながらまったく頭に入ってきません。
もっとも、読んだのが心拍数に関する論文だったということもありますが。
本当はもっと頭の中がクリアになるはずなんです。「ジョコビッチの生まれ変わる食事」によると。いや、実際にクリアな感じにはなっています。でも明晰かというとそうでもなく。
単純に視界は見事にクリアになっています。ちゃんと遠くまで見えています。これまでも見えてはいましたが、情報として脳にまで届いていませんでした。ところが、今は遠くにある何かが気になることもあります。
何かが変わったという印象はないと書きましたが、こうやって文章にすると十分に変わっていますね。ただ、これがグルテンフリーにしたからなのかは分かりません。
だいたい1週間やそこらで結果が出るなんて、そんなうまい話があるわけありませんから。
とはいえ、この時点でたくさんの気づきはありますから、しばらくはグルテンフリーを継続していこうとは思います。もちろん、グルテンフリーだけでなく、アスリートとしてのあり方なども含めて、いろいろと取り組んでいきます。
大事なのはそれを自分のやり方に落とし込むことです。
「ジョコビッチの生まれ変わる食事」でも何度も触れられているのが、「これは自分には適していたが、他の人が同じ様になるとは限らない」というニュアンスのことでした。
わたしはきっと小麦粉アレルギーではありませんし、ジョコビッチのような才能があるわけでもありません。だから、最初は真似をしても最終的には自分にフィットするようにアレンジが必要です。
この本にあるように、オープンマインドで新しいものを取り入れていく。そして、自分の中でパズルを組み立てるように自分のものにしていく。
グルテンフリーのブームは過ぎたので「いまさら」感は否めませんが、興味のある人はぜひ読んでみるといいかと思います。わたしの体を使った人体実験は、今月末くらいにはある程度のレポートを出せるはずです。
それまで待ってもらってもいいですし、ちょうど読む本がなくなったという人はすぐにでも。
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