ただただ忙しい。やるべきことがいっぱいあるのに、まったく手が回らない状態。綱渡りというより、綱から完全に落ちて、その下をトボトボ歩いているような状態です。
これでも1つ大きな案件を断ったのですが、それでも新しい案件が入ってくる。ライティング業界はいったいどれだけ人手不足なのでしょう。
こういう仕事こそAIにでも任せる時代がやってくるのかもしれませんが、とにかく今は完全に人が足りていないような感じがあります。わたしの周りだけかもしれませんが。
文章を書くというのは、誰にでもできる仕事です。でも、分かりやすい文章を書くというのは、テクニックではなんともなりません。どれだけ多くの本を読んできたかで決まるとわたしは考えています。
わたしは幸運にも、幼い頃から本を読むということに関しては不自由してきませんでした。
定期的に図書館に連れて行ってもらっていましたので、好きなだけ本を読むことができました。テレビは1日1時間までと決められていましたので(守ってませんでしたが)、本を読むくらいしかすることがありませんでした。
誕生日やクリスマスでもなければ、モノを買ってもらうこともほとんどありませんでしたが、本だけは時々買ってくれました。お気に入りは「大どろぼうホッツェンプロッツ」シリーズでした。
でも、本格的に読書をしたのは社会人になってからかもしれません。高校時代や大学時代はサッカーをすることしか頭にありませんでしたので、読書からは少し離れていました。
社会人になったら、給料のほとんどが書籍代に消えていきました。毎週末に本屋に出かけては気になる本を片っ端から購入するという乱読時代。小説や旅行記、自己啓発本まで様々な本を読み漁りました。
それが出来たのは、小さな頃に読書をするというベースがあったからですが、わたしの文章力というのはそのときに身についたのでしょう。
読書感想文を書くのは好きな子どもでしたが、中身はいまいちだったと思います。そう思うと、中身のある文章を書けるようになったのは、間違いなくその時代があったからこそです。
乱読時代に理系の仕事をしているため、論理的思考が加わって自分らしい文体の基礎ができたのでしょう。
ただし、その道のプロが書く文章をわたしは書くことができません。このブログを読んでいる人なら知っていると思いますが、誤字脱字も多く、いくら推敲をしてもこれは直りません。
自分で自分の文章の特徴を「わかりやすさ」と「着眼点」にあると思っています。この2つに関しては、わたしがこれから磨き続けるべき武器でもあります。文章の書き方を誰かに教わったわけではないわたしが生き残るための数少ない武器。
反対に語彙力が圧倒的に不足しています。表現力もかなり低レベルです。他の人の文章を読むと、自分の使える単語の数がいかに少ないかを痛感しますし、圧倒的な表現力の作家さんの本を読むと泣けてくるレベルで打ちのめされます。
でも、そんなレベルの物書きでも仕事が途切れないほど人手が足りていないのが現実。
もっと多くの人が始めればいいのになとは思います。気軽にできる仕事ではないかもしれませんが、パソコンが1台あれば始めることができます。自分のペースで仕事をすることもできます。
そこそこ美味しい仕事だとは思います。わたしのように自分で発信しなければ、1日8時間労働で会社員と同じくらい稼ぐこともできますから。ボーナスはないので年収はかなり下がりますが、それと引き換えに自由があります。
いきなりしっかり稼ぐことはできないかもしれませんが、 クラウドソーシング「ランサーズ」のようなサービスを使えばそこそこ稼げるようにはなります。
もし、これまでにたくさんの本を読んできたというのであれば、そこで培ったであろう文章力を活かしてみてはいかがでしょう。まずは会社員を続けながらのお小遣い稼ぎ程度でもいいと思います。
1文字1円で、1時間に2000文字書けば時給2000円。悪くないと思いますよ。1時間に2000文字書ければ……ですが。
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