忙しい人が風邪を引かないためにすべき3つのこと【ハダシストの健康管理術】

個人事業主をしていると、体が資本だということがよくわかります。自分が働けなくなると1円も稼ぐことができません。会社員のように有給休暇がないので、しんどくても働かなくてはいけませんし、そうすると回復に時間がかかってしまいます。

このため、個人事業主のような働き方をしている人は、とにかく体調を崩さないことがとても重要です。わたしは個人事業主になって5年目になりますが、比較的健康な体を維持しています。それは運がいいのではなく、きちんと予防をしているというのもあります。

そこでここでは、誰でも真似ることができる、わたしの健康管理術についてご紹介していきます。

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目次

40代は免疫力が小学生並みに落ちる

40代にもなると、男女問わず体のあちこちにトラブルが出てきます。免疫力も低下して風邪も引きやすくなります。免疫力のピークは18〜20歳くらいと言われ、そこを100としたとき、40歳の免疫力は70くらい、50歳は50くらいにまで落ちます。

40歳の免疫力は7〜8歳くらいの子どもの免疫力と同等です。子どもは学校で風邪やインフルエンザなどをもらってくることがあり、簡単に病気にかかってしまいますが、40代というのはその程度の免疫力しか持っていないことが分かっています。

でも、気持ちだけは若いので、生活スタイルは20代のまま。夜更しをしたり、食べたいものだけを食べたり、運動をしなかったりと不健康の極みを継続して、知らないうちに体に負荷をかけています。そして、体調を崩す日が増えてきて、ようやく「これではいけない」と気づくわけです。

気づいて生活を変えられればいいのですが、命の関わるような大きな病気にでもならない限り、ライフスタイルを変えられないのが人間です。よくないと思いながらもダラダラと体に良くない生活を続けてしまう。

もし個人事業主として自分の体を資本にして働きたいなら、これまでの暮らしを完全に切り替えてください。どう切り替えていけばいいのかについては、ここからご紹介していきます。

食事・睡眠・運動の質を高める

40代になって体調を崩すことが多くなると、多くの人がサプリメントなどに頼ろうとします。栄養ドリンクを飲む人もいますよね。でもそういうのは、一時的に効果があっても根本的な解決にはなりません。

  • 十分に栄養の摂れる食事を心がける
  • 回復できるだけの睡眠時間を確保する
  • ほどよい運動を継続する

こんなの誰でも知っていると思うかもしれませんが、風邪を引かない体を作る方法はこの3つが基本であり全てです。知っているけど、実践できているという人は100人に1人いるかいないかではないでしょうか。言うは易く行うは難しの典型例かもしれません。

ただ、これしか体調管理術はないので、それぞれの項目について具体例をあげて、何をすればいいのかを解説していきます。

十分に栄養の摂れる食事を心がける

厚生労働省が提示した「栄養バランスが良い食事」というものがあります。わたしはそんなものを参考にしたことは1度もありません。主食と副菜と主菜、牛乳と乳製品、果物をバランスよく摂れということですが、そんなこと考えていたら料理を作るのも大変です。

ただ、基本となる栄養素とその役割くらいは知っておく必要があります。

  • 糖質
  • タンパク質
  • 脂質

いわゆる三大栄養素と呼ばれるものですが、炭水化物と脂質はエネルギーになり、タンパク質は体を作る。脂質はさらにホルモンや細胞膜を作り、さらには皮下脂肪となって体を寒さから守ってくれます。大雑把にいえばそんな感じで、これ以上深く知っておく必要もありません。

健康な体、風邪を引かない体を手に入れたいなら、少なくともこの3つは摂取することです。最近この三大栄養素のいずれかをカットするようなダイエット法が流行っていますが、正直意味がわかりません。

いや、理屈はわかっています。でも必要なものを削っているわけですから、体はどこかで無理を強いられます。糖質制限とか脂質制限とか好きにすればいいと思いますが、特別な理由がないのに制限のある食事をして健康な体で働き続けるというのは無理があります。

それ以上のことは言いません。

回復できるだけの睡眠時間を確保する

ランナーに対しては「睡眠時間が大事」というのは言い続けてきましたが、これは個人事業主でも同じです。会社員でも忙しい人ほど、睡眠時間を優先してください。何よりも優先しなくてはいけません。理想は7時間以上ですが、最低でも6時間の睡眠は必要です。

徹夜で働くのがカッコいいのは20代までです。忙しくて睡眠時間を確保できないのは仕事ができていないからで、40代にもなって忙しくて眠れないのは恥ずかしいことです。ただ、仕事が楽しくて寝ないというのはいいと思います。それで寿命が縮まっても、充実した人生だと思えるわけですから。

そうではなく、一般論として40代は睡眠が大事です。本来なら小学生と同じくらい眠らなくてはいけません。免疫力という観点からすれば、9時間くらい寝てちょうどいい。ただ、この年齢になると寝ても育たないので、もう少し短くてもいいかなとは思います。

ただ、睡眠時間を削って遊ぶというのは絶対にNGです。そういうのは30代までに終わらせておきましょう。1年に数回くらいは夜通しで遊んだってかまいません。でもそれが連日で、なおかつ健康でいたいというのは無理です。

体が資本だと思うなら、毎朝すっきり起きれるくらいの睡眠時間だけは確保してください。

ほどよい運動継続する

食べ物を制限するダイエットをしている人は、太ることが良くないことと思っているわけですよね。だったら、食べるのを制限するのではなく、運動をすればいいだけのことです。毎日30分のジョギングで強い体は作れます。

むしろ、それ以上の運動は体にストレスがかかるので、免疫力は下がってしまいます。そういう意味ではマラソンというのは、とても不健康なスポーツです。長生きしたいならやめておいたほうがいいとは思います。

わたしがマラソンを走るのは今を充実させたいからであって、長生きをしたいという思いはありません。でも、健康を考えたらそんなに走る必要はありません。たった30分走るだけ。それも含めて1日1万歩程度でちょうどいい。

これだけで、免疫力の低下を防ぐことができます。

別に頑張る必要もなく、マラソン大会を目指す必要もありません。ただ、40代になったらすべての人に走ってもらいたい。シューズさえあれば始められるスポーツです。仲間を募る必要もありません。シューズだってワークマンなら980円で買えます。

大事なのは1日30分のジョギングを継続し、習慣化することです。わたしがおすすめしているのは1時間早く起きて30分走るという方法です。これなら忙しくても確実に時間を確保できます。

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食物繊維と抗菌作用で体を守る

健康管理術としては、食事・睡眠・運動の3つの柱が基本となりますが、わたしは食事の部分でいろいろと工夫をしています。食事で意識をしているのは次の2点です。

  • 食物繊維
  • 抗菌作用

これだけではわかりにくいので、それぞれの意識している内容について解説してきます。

食物繊維

今年は腸内細菌について学んだということもあり、食物繊維を積極的に摂取するように心がけています。腸内環境が整えば健康を維持しやすいことがわかっていて、その腸内環境を整えるのに腸内細菌を育てる必要があります。

腸内細菌の餌になるのが食物繊維ですので、普段の食事から食物繊維を多めに摂るようにしています。朝はオートミール、昼は玄米ご飯。それに加えてさつまいもなどの食物繊維が豊富な野菜を多めに食べています。

全部糖質ですので、糖質制限をしている人にはNGなんだと思います。ということは糖質制限をしている人は、腸内細菌に餌を与えていないことになります。それで健康を維持できるとはとても思えません。

腸内細菌について詳しく学びたいという人は、下記の本がとても参考になります。とてもわかりやすく書かれているので、ぜひ読んでみてください。

抗菌作用

風邪予防として抗菌作用のある食材を選ぶようにしています。例えば朝のヨーグルトにはブルーベリージャムをかけるのが好きなのですが、美味しさよりも風邪予防のために抗菌作用のある蜂蜜をかけています。蜂蜜をかけるようにしてから、風邪を引きそうになってもギリギリのところで踏みとどまれるようになりました。

生姜も積極的に使っています。料理に入れることもありますし、ちょっと調子悪いと感じたときには、コーラと一緒に沸騰させて、ホットコーラにして飲んでいます。これはかなり効果があります。風邪の引き始めで、体調を崩したくないときに試してください。生姜はチューブに入っているやつでOKです。

炒め物を作るときには、ほぼ100%にんにくを使います。台湾で料理を食べるときに、大量のにんにくを使っていて、その味が気に入ったからというのもありますが、にんにくにも抗菌作用があります。

食べ物が腐りやすい南国の台湾で、にんにくや生姜をたくさん使っているのは、おそらくこのような抗菌作用があるからだと考えられます。にんにくを食べると息がくさくなるという不安もあるかもしれませんが、わたしは人に会うことがほとんどないので気にせずに料理に使っています。

まとめ

100%完璧な健康管理術なんてものはありません。でもここでお伝えした内容を実行すれば、風邪を引くリスクはかなり下がりますし、免疫力の低下を防げるので、他の感染症にかかりにくくなります。

独立して稼ぐためのノウハウは世の中に溢れていますが、働き続けるための健康管理についてはあまり語られていません。それだけ軽視されているということですが、健康であることはいい仕事をする上で絶対に必要なことです。

個人事業主への視点で書いていますが、ばりばり働く会社員でも同じことがいえます。30代までは好きに生きればいいと思いますが、40代になるとあっという間に老化が進んでいきます。手を打たなければ落ちていくだけ、そうなりたくないなら、今日から生活を見直してください。

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