ハダシストの収支報告【2019年度版】

「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが、世の中が不安定になるとわたしが忙しくなるシステムが起動するらしく、1日が24時間ではまったく足りていない日々を過ごしています。ブログの更新頻度が落ちていてよくないなと。

桶屋は儲かるからいいのですが、わたしの場合はまったく儲かりません。どちらかというと「貧乏暇なし」が加速しています。ただ予定していたフライトが次々とキャンセルになり、まとまったお金が戻ってきそうですが(良いのか悪いのか)。

それはともかく2019年の決算も終わったので、今年も収支報告をしようかなと思います。

目次

2020年は住民税非課税世帯に逆戻り

結論から言いますが2020年は住民税非課税世帯に戻りました。お伝えしたかどうかはわかりませんが、2018年は初めて納税できるだけの稼ぎを得ていました。2019年の前半も好調で一気に生活が安定するかに思えましたが、夏あたりから一気に失速。

知っての通り、2020年1月からはウーバーイーツの配達員をしている次第です。

2017年度
営業収入:2,899,526円
所得:618,120円
納税額:0円

2018年度
営業収入:3,060,289円
所得:800,984円
納税額:816円

2019年度
営業収入:2,464,062円
所得:786,560円
納税額:0円

収入が減って取材なども控えていたので経費も減っているので、所得は2年前よりも上がっていますが納税するには至りません。しかも、自宅仕事なのに家賃や光熱費は経費に入れていないのに。営業収入が250万円以下というのもかなりひどい……

トータルで3ヶ月位仕事がない月があったので仕方ありません。

フリーランスとして継続して働き続けるということ

フリーランスは自由に働けます。好きなときに好きな場所で働けます。でも、現実は起きている時間はほぼすべて仕事です。それが嫌だと思ったことは1度もありませんし、こういうワークスタイルのほうが自分には合っています。ただ、同じことを他の人ができるかというとわかりません。

仕事もわたしはガツガツ自分で営業するスタイルではありません。むしろ営業なんてほぼしたことがありません。依頼された仕事を断らずに継続していたら、いつの間にか大きな仕事をもらえたり、取材に呼ばれるようになっていたり。

そう書くと、フリーランスっていうのも悪くないと思うかもしれませんが、実際のところわたしは運がいいだけです。個人事業主は2年で50%以上が廃業します。10年で88%以上ですので生き残るほうが難しい働き方です。

わたしは2015年に会社を辞めたので今年で5年目に入っています。5年間で積極的な営業活動をせずに生き残っているなんてちょっとした奇跡です。だからわたしは自分のことを恵まれていると思っています。他の人に同じことが起こるとは思えないので、フリーランスになることを勧めたりはしません。

激動の時代にフリーランスとしてどう働くか

2020年は間違いなくフリーランスに厳しい1年になります。会社の倒産やリストラが増えて失業する人も増えてくるので、単純にフリーランスの人数が増えます。すでに誰でもできてしまうウーバーイーツの配達員は飽和状態です(続かないからいずれ減りますが)。

ライティングの仕事は副業者が増えたことで、昨年から単価が下落しています。わたしは行っていませんが、プログラミングや動画編集なども個人で本業にするのが難しい単価になりつつあるはずです。フリーランスが稼げない時代。

それではフリーランスはどうすればいいのか。

個人的には何もしません。いつもどおり依頼された仕事をコツコツと続けるだけ。そして、時代にあった仕事を取り入れていくくらいでしょうか。わたしの考えとしては「本業」がなくなるくらいかもしれません。

「兼業」がこれからのフリーランスのスタイルになるはずです。なるはずというよりは兼業でないと生き残れません。わたしは最近「ウーバーイーツの配達員」を名乗っていますが、肩書きだけは無数にあります。

  • ライター
  • ランナー
  • ランニングインストラクター
  • ランニングジャーナリスト
  • 万里の長城マラソン日本事務局代表
  • RUNNING STREET 365代表
  • ワークマンアンバサダー
  • コンサルタント
  • ウーバーイーツ配達員
  • カメラマン
  • ハダシスト(裸足ランナー)

ぱっと思いつくだけでもこれくらいあります。説明するのが面倒なので「ウーバーイーツの配達員」と名乗っていますが。こうやって書き出すと、フリーランスとして4年間生き残れたのは偶然ではないような気がしてきました。やはり戦略としては「兼業」で正解だったのでしょう。

凡人は小さな稼ぎをかき集める

才能がある人たちはきっと大きく稼げる時代です。そういう人たちの真似をするのもいいのですが「わたしはわたし」です。そもそもお金を稼ぐことに興味がなく、自分が好きなことだけを続けているだけです。ウーバーイーツ配達員だって楽しみながらやっています。

会社員のように「会社に行くのは嫌だな」みたいな感情はありません。目の前にある仕事でいかにしてベストを尽くせるかだけがわたしの興味の対象です。

こういう働き方をしていると「未来が見えなくて不安じゃないの?」と聞かれますが、どんな働き方をしていても未来なんて見えません。目の前が完全に真っ暗なのか、手元に小さなロウソクがあるのかの違いくらいでしかありません。

未来が見えないなら見なければいいんです。目の前のことだけに集中する。過去に起きたことだって持っていかない。ロウソクを手にしていないから、両手も自由ですから躓いたところで手で支えることもできますから。

いくら経済が悪化しても稼ぎ方は無数にあります。1ヶ月1万円の稼ぎを20個重ねれば月収20万円、年収240万円でわたしの昨年の営業収入と同じくらいの稼ぎになります。生きていくことはもちろん可能です(家賃2万円のアパートならば)。

だから不安はありません。人が営んでいる以上、そこに必ず仕事はありますから。そして、どんな仕事だってそこそこにできる自信があります。小さな稼ぎを積み重ねていく。億万長者にはなれませんが、笑顔で生きていける人にはなれます。

2020年は納税できるところを目指す

低収入でも生きていくことはできますが、国が提供するサービスを無料で使っているような生き方になります。みんなが一生懸命働いて払った税金を納税していないわたしが使うというのはやはり気が引けます(使いますけど)。

1人前のフリーランスというのは、少なくとも税金を納められることを言うのだと思っています。国民の義務ですしね。だから、2020年はそのレベルを目指します。少なくとも営業収入300万円といったところでしょうか。

ウーバーイーツの配達員という選択肢ができたので、きっとクリアできるとは思いますが、人生万事塞翁が馬。思い通りにいかないからフリーランスは面白い。1年後に自分が何をしているかなんてわかりませんから。ただ、2020年のひとつの目標としては住民税非課税世帯からの脱出。

きっとそこを目指す過程でいろいろ面白いことも起こるのでしょう。

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