自分にとって必要なもの必要でないものを見直す【持たない時代への移行】

少し前ですがiPhone SEが発売開始になりました。そしてMacBook Proもモデルチェンジしています。ランニングシューズも次々と新しいモデルが発表されています。きっと、新型コロナウイルスが広まる前に開発が終わっていたのでしょう。

正直なところいろいろ欲しいものはあります。手元にある古いiPhone SEはウーバーイーツの配達中に落下させて2度目の画面割れ。Kindle Fireは動作が遅すぎてストレスが溜まります。Macもそろそろスペックが限界になっています。

でもここから物を買うというのは本当によく考えなくてはいけません。

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必要なものや価値観が変わる

予知能力があるわけではないので断言できませんが、これから自分が必要とするものが大きく変わります。それはわたしだけでなく、世の中全般で起こること。まず起こりそうなのは、自宅環境を充実させようというブームです。

もし非常事態宣言が解除されても、人が自由に動き回るかというとそうではなく、しばらくは自宅で過ごす時間が増えていきます。その状態が続くのだと思うと、お金に余裕のある人は自宅をより快適な空間にするために買い物をしたり、部屋をリフォームしたりします。

人によっては布団にお金をかけるかもしれませんし、オーディオ機器に給料をつぎ込むかもしれません。いずれにしても家での時間をもっと充実したものにするというのが世の中の流れとして予測できます。そうなってくると、ノート型のパソコンよりもデスクトップのほうがニーズが高まります。

外にノートパソコンを持っていかないなら、ディスプレイの大きなデスクトップのほうが仕事の効率も上がりますか。ただもしかしたら、15インチ以上のノートパソコンのほうが需要は増えるかも知れません。いずれにしても「モバイル」という概念が薄れていくはずです。一部の特殊な使い方をする人を除いて。

仮にわたしがここでMacBook Proに買い替えをしたところで、家からは持ち出さない可能性のほうが高いわけです。だったら同じ予算でiMacを買ったほうが賢いことになります。これまでは迷うことなく「次はMacBook Pro」と思っていましたが、それは古い価値観でのこと。

これからの価値観を考えたとき、本当に必要なものは確実に変わってきます。そしてそれを見越して買わないと後悔することになります。

必要とする衣類も変わってくる

人が外出をしなくなると、衣服にお金をかけなくなります。個性的な服にしても、オシャレな服にしても見てくれる人がいるから、褒めてくれる人がいるから欲しくなるわけです。でも家で過ごすならデザインよりも着心地優先になります。ブランドにもこだわらなくなります。

わたしは部屋で作業ばかりですので、毎日ランニングウェアを着て仕事をしています。誰かに見られるわけでもないですし、そのままトレーニングもできるので、ランニングウェアが1番効率がいいわけです。人に会うためのウェアなんて1〜2種類あればいいわけです。

このように必要になる服もこれからは変わっていきます。もっと実用性重視になっていくはずです。

今は外食業界と旅行業界が苦しくなっていますが、おそらくここからはファッション業界も苦しくなっていくのでしょう。ランニングウェアも売れなくなるのでしょう。誰かと走るという機会が確実に減りますので、1人で走るなら参加賞Tシャツで十分ですから。

ただ、ランニングウェアが売れなくなるというのは反対の考え方もあります。世の中の価値観で「健康」が重要なものになり、運動する人は確実に増えていきます。健康ブームのようなものが起こる可能性があります。その波に乗れたら、スポーツウェアは必要なものとしてかなり売れるはずです。

いずれにしてもトレンドは大きく変わります。消費者の「欲しい」の方向性が変わるわけですから。

持たない暮らしがスタンダードになる

おそらく今回のパラダイムシフトで根本的に変わるのが、所有するという考え方です。これまでは物を持っていることが素晴らしいという価値観が強く、最新のスマホやデジカメ、キッチン用品など「持っていること」そのものに価値がありました。

でも、これからは必要なものだけしか持たない時代になるのではないかと考えています。

新型コロナウイルス拡散以前から、すでにパソコンを持たない人が増えました。テレワークによって再びパソコン需要が高まりましたが、仕事で必要な人以外はパソコンを持たなくなります。そんな時代が来るなんて誰も予想していませんでしたが、パソコンはすでに必須のアイテムではありません(わたしはまだ必要)。

デジカメだって、よほどこだわる人でない限りスマホで十分で、今回の騒動で多くのお店がデリバリーや持ち帰りに対応したので、自炊する必要がなくなるので調理器具を持たない人も増えていきます。そうやってどんどん持ち物が減っていきます。

海やプールにも行かなくなるので最新の水着も必要ありません。生活するのに本当に必要なものだけに持ち物が絞られていく。おそらく若者を中心に持たない暮らしがスタンダードになります。持ち物が少なければ、それらをメンテナンスする必要もなくなります。

持たないことで身軽になれることに気付いた人たちは、きっと必要最小限の持ち物で暮らし始めるのでしょう。そうすることで蓄えもできます。このような大きな不安に包まれたとき、わたしたちはお金を使うのではなく、将来のために貯める傾向があります。

必要以上にお金を使いたくないから、「持たない」がトレンドになるのではないかと推測しています。

自分の未来をイメージして必要なものを見直す

わたしはずっと旅人になりたいと思ってきました。いずれそうなるつもりでいました。パソコンとデジカメだけを持って、世界中を旅しながら暮らしていく。だからノートパソコンを使ってきましたし、持ち物も旅することを前提に選んできました。

でも、現実問題として旅人になるのは難しくなっています。未来のビジョンの見直しが必要になっていて、それにともなって自分が手にするべきものが明らかに変わってきます。

まずは思い切って古い価値観で揃えたものを手放すことから始めました。2月くらいから今日までで、かなりの物を捨てています。当初はパラダイムシフトまでは想定していませんでしたが、なんとなく感じることがあったのでしょう。

ここからもうワンステップ踏み込んで、自分にとって価値がなくなるものを手放していく。MacやiPhoneの買い替えはそれからです。いずれにしても、この騒動が落ち着かないことには無駄遣いはできないので、不急の買い替えもできません。

とりあえず5月末までは持ち物の切り替え、思考の切り替えの期間と位置づけてちょっとずつ新しい時代へとシフトしてくとします。

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