非常事態宣言が解除された直後にしてはいけないこと【新型コロナウイルス対策】

非常事態宣言が39県で解除になりました。このまま順調に新規感染者が減ればすべての地域で非常事態宣言が解除されることでしょう。ただ、非常事態ではなくなるということで、安全というわけではありません。当然また感染が広がる可能性もあります。

だからといって閉じこもってばかりではいられませんよね。ここまでストレスも溜まっているかと思います。そこで、今回は非常事態宣言解除直後に何をして良くて、何をしてはいけないのかをお伝えします。

目次

解除されてすぐにはショッピングモールに行かない

非常事態宣言が解除されたら、まず混むことが想定できるのがショッピングモールです。アウトレットやららぽーとのような大きな施設は間違いなく混雑します。これまでの期間で必要になったものを買いに行く人や、ストレス発散の買い物をする人が集まります。

基本的には近寄らないことがベストですが、どうしても買いたいものがあるかと思います。第2波(第3波)に向けての備えをしなくてはいけませんので、のんびりもしてられません。ではどうすればいいのか。

  1. 非常事態宣言解除から1週間は様子見
  2. 1週間様子を見て問題なさそうなら平日に買いに行く
  3. 必要なものの購入は先送りしない

解除された最初の土日は、気の緩みも含めておそらくニュースになるレベルで混雑します。これはもう仕方のないことです。そういうところにあえて突っ込む必要はありません。冷静に遠くから様子を見守りましょう。

そして解除から1週間経過して、買い物客が落ち着いた頃の平日に出掛けてください。人が少ないのでそれだけでリスクがだいぶ下がります。

そして大事なのが「いつでも買える」と思わないことです。解除されてすぐに感染拡大する可能性があります。解除が引き金になるなら10〜14日後くらいに再度非常事態宣言が出ると考えて、それまでに必要なものは揃えておきましょう。

終息宣言が出るまでは不要不急の外出は避ける

非常事態宣言が解除になっても、新型コロナウイルスのリスクがなくなったわけではありません。世界ではすでに30万人が亡くなっていて、ここ最近は1〜2日に1万人の割合で増えつつあります。地球上では終息の雰囲気がまったくありません。

日本人を始めとしたアジア圏では流行しにくい、もしくは深刻化しにくいことは推定できますが、現実としては「何もわかっていない」が正解です。日々新しい情報が真偽の確認もされずに広がっていますが、新型コロナウイルスに対してはほぼすべてが推測です。

ここまで耐えてきたのだから気が緩まないほうがどうかしています(わたしのように耐えてない人は別ですが)。なのであれもこれもしておきたいと思うかもしれませんが、基本的には外出自粛と同じ状態を維持するのがベストです。

しばらくは用事がある場合には、直行直帰で終わらせる。

友人に会いに行くくらいは問題ないのではないかとは思います。密にならないようにだけ注意しておけば、リスクはないはずです。基本的には好きなように生活をしてもいいけど、無駄を省くように心がけたいところです。

あたり前ですが、県内であっても旅行はやめておきましょう。日帰りでも人の多い場所・時間帯は避けて、落ち着くのを待ってから出掛けましょう。

ランニングは通常のトレーニングに戻してもいい

このサイトを訪れる人が一番気になっているのは、ランニングを再開してもいいかということかと思います。これは通常通りのトレーニングに戻してもいいかと思います。ポイント練習をして免疫力が下がっても、それだけで感染する可能性はほとんどありません。

ポイント練習をした後に、居酒屋やバー、フィットネスクラブなどに行くのはNGですが、自宅に戻るならリスクはどこにもありません。そういう意味ではランステをどう考えるかは悩ましいところです。できれば非常事態宣言が解除されてから3週間くらいは様子見にしたほうがよいかとは思います。

気をつけなくてはいけない点が2つあります。ポイント練習をするときには、マスクやBUFFなどを着用しないでください。必要な酸素量を取り込めなくて酸欠になる可能性があります。追い込む練習をするときは自由に呼吸ができる状態で行いましょう。

もうひとつは、ランナーに対する世の中の人の目はあまり友好的ではないといううことを自覚することです。良い悪いの話ではなく、走っているだけでイチャモンをつけられる状態はこれからも続きます。そういう人たちは走っているのを見るだけで衝動的に行動を取ります。

しばらくはそういう人がいるということを頭に入れておいてください。完全にもとに戻るのにはもっと時間がかかります。

また、ポイント練習をしてもまた非常事態宣言が出たら、トレーニングしたことが無意味になります。それは仕方のないことですが、精神的なダメージが大きくなるので、常にその可能性を頭に入れておくようにしましょう。

経済を回す前に自分の財布を守る

非常事態宣言が解除されたら、次のステップは経済の正常化を目指す動きになります。でも、非常事態宣言が解除された=安全というわけではありません。1〜3ヶ月程度は本当に安全化を見極めるためのテスト期間だと考えてください。

そこまでやって大丈夫なら、本格的な経済活動に戻ることになります。ただ、それですぐに元に戻るわけではありません。非常事態宣言が解除されても倒産する会社はしばらくは減りませんし、増えていくはずです。

場合によっては自分の収入が減る可能性だってあります。会社によってはこの夏の賞与がないなんてことも考えられます。日本における賞与は基本的に積立ですので、本来なら満額でなくてはいけません。でも、理想と現実は違い、会社によってはこの数カ月分の経費や給料に使っている可能性もあります。

だとするとボーナス払いがある人で賞与が出ないとなると、生活がかなり苦しくなります。2〜5月で会社がしっかり利益を上げていれば問題ありませんが、そうでない人は、自分の財布を守るために賞与が確定するまでお金を使わないことです。

どちらになるかは人によって違います。どんどんお金を使うべき人と、使わないほうがいい人にわかれます。まぁ不安なら必要なこと以外に使わないことです(こう書くと「必要なことは何?」と聞く人がいますが、人によって違うので自分で考えてください)。

まとめ

まだすべての地域で非常事態宣言が解除されたわけではありません。東京や大阪、北海道はここから気を引き締めなくてはいけませんが、なぜかはわかりませんが日本ではそれほど新型コロナウイルスが広がりません。この程度の自粛で終息の気配があります。

ですので早い段階で非常事態宣言が全面的に解除される可能性があります。気をつけたいのはその直後です。いきなりエンジン全開とせずに、様子を見ながら徐々に活動再開しましょう。生活もランニングもまずは慣らすことから。

煽るつもりはありませんが、最悪のケースを想定しておきましょう。気持ちが沈まないように再度の非常事態宣言の想定もしておき、むしろそれに向けての備えをする期間だと考えてください。世界ではまだ何も終わってないのですから。

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