ハッピーハロウィン

都会では、10月31日にハッピーハロウィンと挨拶するらしい。コスプレのひとつでもすれば良かったなと思ったが、45歳目前のおっさんの仮装なんて、この地球上のどこにもないことに気がつき、普通に配達して良かったと思い直した。

渋谷に配達になるかと思ったが、お昼に何度か通過とピックアップをしただけで、夜は迂回する形で配達となった。夕方には警察車両が明治通りに並び、警戒態勢にはなっている。このブログは帰りの電車で書いているので、今年の渋谷がどうなったかは知らない。

オンラインでハロウィンを掲げていたけど、オンラインでハロウィンってなんだろう。人が集まる熱気が面白くて若者は渋谷に集まる。「仮装した人は入店不可」を徹底でもしない限り、人が集まるのを防ぐことはできない。ちなみに車両にはハロウィン帰りの若者がチラホラいる。

ハロウィンを中止にしたからどうだというのだろう。個人的にはバカバカしいイベントだと思っているが、若いというのはそういうものだ。すべての年代で合理的に生きられるなら、おそらくこの世の中に争いなど起きない。若いうちは過ちを犯し、その傷を負って生きるのが人生だ(反論は受け付ける)。

ハロウィンを中止にするなら、そろそろ表参道と原宿の人の多さをコントロールすべきだろう。こんなにも日本人がいるのが信じられないくらいの人出になっている。日本人は細胞分裂でもしているのだろうか。1週間ごとに人の出が増えているように感じる。

表参道や原宿に溢れる人を見ていると、ストレスを相当溜め込んでいたということが伝わってくる。半年も不自由の中で暮らし、今でもまだ気を使いながら日々の生活を送っている。そういうストレスを解放するために街に出て買い物をしたり、美味しいものを食べる。

鬼滅の刃が大ヒットしたのも、同じ原理だと思っている。みんなのエネルギーがマグマのように溜まっていて、それが爆発した結果、とてつもない動員数を記録している。GO TO トラベルもイートも想像以上に活用されている。観光業はなんとか息を吹き返したところもあるだろう。

下げすぎたから上がっている。株式投資をしたことのある人なら分かると思うが、この次にやってくるのは当然「下げ」になる。何がきっかけで下げるかはわからない。日銀が日経平均を支えられなくなるのか、それとも新型コロナウイルスがまた広がるのか。推測でしかないが、このままマスク着用が定着すれば、新型コロナウイルスはそこまで脅威ではない。

インフルエンザが激減していることからもわからように、マスクを含めた今のやり方で、爆発的な感染拡大を防ぐことができる。個人的にはマスクは嫌いなのでさっさとやめたいのだが、配達員という仕事柄、数年は無理だと思っている。

きっかけが何になるかはわからないが、上がったものは下がる。それが自然の摂理。浮かれていられるのも今だけ。だったらハロウィンくらいすれば良かったのにと思うのは、庶民の勝手な言い分か。自然発生的にだが集まってくる人を止める方法はない。警官がスクランブル交差点で発泡でもしない限り。

無理があるのだ。国がダブルスタンダードになっているのだから。GO TO キャンペーンをしつつ、感染拡大を防げなんていうのは矛盾している。やらなければ観光業がドミノ倒しになって、次々に倒産していくというのは分かる。でも、それでいて「渋谷に集まるな」は勝手すぎる。

若者は大人のそういうところを嫌う。若者は大人のそういうところに反発する。そんなことは、かつて若者だった人たちならわかりそうなものなのだが、大人になると若者の心理や感情など、どこかに消えてしまうのかもしれない。かつて反発した相手の、かっこ悪い大人になってないだろうか?

幼い頃に目指したスーパーヒーローになれているだろうか。清く正しく美しくとは言わない。せめて自分の軸はぶらさないように心がけたいところ。誰かがわたしのことを好きになってくれなくても、わたしだけはわたしの味方でありたいから。

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