自分が知らないことがあるというのは、すべて自分の可能性に繋がる

そこそこ人間の体については詳しいつもりなのですが、まだまだ知らないことばかりだと、思い知らされたのがサボリ筋トレーニング。徐々に読み進めていますが、自分の知らない筋肉の連携のようなものが分かりやすく解説されていて、こういうことをもっと若いときに知りたかったものです。

例えば今の自分の知識で高校時代に戻れていたら、きっとサッカーでそこそこ成功していた気がします。でもそれができないからみんな指導者を目指すのでしょうけど、私は指導者タイプではありません。一流のサッカー選手を育てたいという夢もありませんし、一流のランナーを育てたいわけでもありません。

私の興味は常に自分だけにあり、自分が変わるために何が出来るか、どんなことをすればいいのかを常に考えています。このブログや週末の練習会はその一部をフィードバックしているだけ。私がこのブログに書き込むのは大抵気づきがあったときで、その後のことについては自分の中で「普通」になるので語ることはありません。

裸足ランニングだってもちろん続けていますが、そこに気づきがほとんどなく、裸足で走ることが私の日常になっているため、ここに書くことがなく、書こうとも思いません。他のことも同じです。UberEatsの稼ぎ方も、自分の中であたり前になったことを書くことはしません。

知らないことを学ぶのは、いつだって楽しいことです。それは100%自分の伸び代だから。これまで取り組んだことのないこと。これまで意識したことがないことですので、グングン伸びていきます。今回のサボリ筋トレーニングもスポンジが水を吸うように自分の中に取り込まれていきます。

ただ、これを吸収できるのは、今の自分だからだろうなとは思います。きっと10年前の走り始めたばかりの私では、それの必要性を感じなかったことでしょう。ピラティスを始めて、自分の声を聞けるようになって、さらに伸び悩みを体験したから、「これは使える」と思えたわけです。

だからここでサボリ筋トレーニングを学んだことは、数年後の新しく知ることを吸収するために必要なことであるとも考えられます。数年後に、きっと私は「サボリ筋トレーニングをしたから、これの意味が分かる」なんてことを言っているはずです。すべては繋がっているんです。

そうやって連鎖していくのがシンプルに楽しいですので、この楽しさを共有できる人がいないというのが唯一残念なこと。話が通じるのはピラティスの先生くらいでしょうか。経験の連鎖というのは、ともするとスピリチュアルの世界のように受け取られることもありますし。

今の経験があるのは過去があるから。それはとてもあたり前のことなのですが、意外と忘れがちなことでもあります。物事には必ず順序があり、学ぶべき順番、出会うべき順番があります。ただその順番は自分で感じ取らなくてはいけません。今これに手を出すべき。これは今じゃないなど、自分で感じて自分で判断する。

そのためには知らないということを恥じることなく、真正面から向き合う必要があります。知らないことを恥ずかしいことだと思っていた時期がありました。なんでも知っている自分でありたいと思ったことも。でも、私に必要なのは知らないことを受け入れること。知っていないことを認識することです。

この考え方ができるようになってから、少しだけ肩の力を抜けるようになってきました。完璧な自分でなくてもいい。そう思って積極的に自分をアップデートしていく。そうすればいつでも今の自分が自分史上最高の状態なわけで、最期の瞬間こそが自分の完成形に近いわけです。歳を重ねることが楽しみになってきます。

45歳。人生の折り返し地点はきっと過ぎたことでしょう。でもあと45年成長できると思うなら、まだまだギラギラしていいんじゃないかなと。若作りをするつもりはありませんけど。自分はまだ未完成。知らないことを受け入れていけば、ここからいくらでも成長できるチャンスがあります。5年後、10年後、どんな自分になっているか楽しみです。

RUNWAY練習会開催中

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