もう何度書いたかわかりませんが、私は神様も仏様もあんまりピンとこないタイプで、信じている人たちに対して否定とか批判をする気は毛頭ないものの、どうも信仰心というものを持ち合わせていません。お遍路を結願しているくせに。
でも八百万の神の話は好きで、あの神様たちは万能でも何でもなくて人間味があり、どうしようもないところもあって身近に感じます。どの神様も親戚のおじちゃんという感覚。尊敬はしているし、頭は上がらないけど親しみを感じます。
ただ、日本書紀から学ぼうというほどのものでもなく、基本的には氏神様に挨拶をするくらい。これは少し長く滞在するときにはどこでも欠かさないようにしています。三島に引越したときに挨拶を先送りにしてたら用水路に落とされて、腕を骨折してからはずっと。
私の思う八百万の神様というのは礼儀だけには厳しくて、挨拶を欠くといろいろと嫌がらせをしてきます。でも「よろしくお願いします」のひと言で、その嫌がらせは終わります。そういう経験が積み重なると挨拶くらいはしなくてはと思うわけです。
でも、よく考えたら実家の氏神様を知らない。なぜ今まで気付かなかったのかもわかりませんが、今回の帰省で久しぶりに胃液が上がってくることがあって、そしてものすごい久しぶりにしゃくりに悩まされたりして、「これはもしや」と思い。
よくないことは大抵、八百万の神様のせいにしておけばいいんです。上手くいかないことも。そうすれば「仕方ないなぁ」で済みますから。愛媛マラソンが中止になったのだって、きっと愛媛の神様がやらかしたこと。神様なら仕方ないですよね。
それはともかく実家の氏神様。母に聞いたら「知らん」とのこと。東の方にある神社じゃないかと言うのだけれども、そこそこ遠いらしくて、それはもう氏神様ではなさそう。というわけで神社庁のHPを使って氏神様を調べてみました。
あまり知られていませんが、今は氏神様もデータベース化されていて、各都道府県にある神社庁のHPから地名を入れると簡単印調べることができます。調べてみたらすぐに出てきました「熊野神社(くまのじんじゃ)」。紀州熊野より伊予国へ26社の熊野神社を勧請創祀したうちの1社なんだとか。
神社主祭神はそうそうたるメンバー(半分以上わかりませんが)。
- 国常立尊(くにのとこたちのみこと)
- 国狭槌尊(くにのさづちのみこと)
- 豊斟淳尊(とよくむぬのみこと)
- 泥土煮尊(うひぢにのみこと)
- 沙土煮尊(すひぢにのみこと)
- 大戸煮尊(おほとのぢのみこと)
- 大 尊(おおさざきのみこと)
- 面足尊(おもだるのみこと)
- 惶根尊(かしこねのみこと)
- 伊弉冊尊(いざなみのみこと)
- 天照皇大神(あまてらすおおみかみ)
- 忍穂耳命(おしほみみのみこと)
- 瓊々杵尊(ににぎのみこと)
- 彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)
- 葺不合尊(ふきあえずのみこと)
どうも私と相性のよくない天照皇大神さんもいるのが引っ掛かりましたが、これだけのメンバーが揃っていたら、嫌がらせをしてくることもないでしょうということでご挨拶に。その前に母が散歩ついでに見てきて、思ってたよりもしっかりしていたとのことなので、興味津々。
住宅地の真ん中にあった熊野神社は小さな公園が併設されており、どことなくおおらかな雰囲気。何かを感じるほどの能力は私にはないので、とりあえず長く挨拶がなかったことを侘びて、これからよろしくお願いしますと。そんな程度でいいんです。
きっと今日からしゃっくりに悩まされることはないでしょう。そして今日はお遍路を走るという暴挙に出ますが、きっと弘法大師さんから守ってくれることでしょう。そういえば私は神社でも「南無大師遍照金剛」と言ってしまうのですが、今日はそれがなかったのはお遍路の国だから?
そういう妄想をしているときが幸せ。やっぱりどこかで古事記と日本書紀を読もうかな。
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