境港で取材しています【知らないうちに蒔いていた種】

昨年に11月に続いて、今年も境港観光協会さん関係の仕事に呼んでもらえました。縁もゆかりもなさそうなところに、こうして立て続けに来られる元をたどれば、私が会社を辞めたばかりのころに大阪で開催されていた階段マラソンの取材&紹介をしたことから。

そこから階段マラソンの関係者と繋がりができ、ハルカススカイランを取材させてもらったり、こちらからも情報発信をしたりとしてきたのですが、そのつながりが境港での仕事を呼び込むことになったわけでして、人生まったく何があるかわかりません。

境港に向かう前に大阪の叔母の家に泊めてもらったのですが、そのときに言われたのが「過去に蒔いた種が収穫できている」ということ。私の場合は種を蒔くという意識はなく、いつも何かをするときは誰かの役に立てればいいというスタンスなので、知らないうちに種を蒔いていたのでしょう。

年末年始に伊豆の宿をお手伝いしたのも、繋がりは万里の長城マラソンの日本事務局をやっていたこと。このときは参加者のため、そして主催者の朱さんのためにできる限りのことをやってきた結果であり、数年後に宿のお手伝いをさせてもらう未来なんて当然考えていませんでした。

その考え方からすれば、今回は境港の活性化のためにベストを尽くすことが、今度はまたどこかで別の形で花を咲かせるんだと思います。いつも言っていることですが、報われない努力はないんです。どのような形で報われるか、何年後に報われるかはわかりませんが。

もっとも私にとっては努力でもなんでもなく、やりたいことをやっているだけ。協力してほしいと言われたら、全力で協力するというのが私のしたいこと。喜んでくれる人がいるなら、それ以上の嬉しいことなんてないじゃないですか。

他の人が同じようなスタンスなのか、そういう考え方をするのかもわかりませんが、あまりマジョリティではないんだろうなという意識はあります。別にそれを誇っているわけでもなく、私はいつだって私のしたいことをしているだけ。

結果的にそれが種蒔きになっているのだとすれば、それはもう育ててくれた人たちや私を導いてくれた人のおかげ。ギャンブル運やクジ運だけは圧倒的に低い私ですが、人の運と仕事の運、そしてお金に困らないという運だけは恵まれています。

別に私は「種を蒔くことが大事」とは言いません。同じようにしろと言っても、きっとできることではないでしょうから。それができるという人は、無意識でそのような行動を取れるように育てられており、そうでない人が意識して同じことをやろうとすると、大抵失敗します。

じゃあどうすればいいのか。できることがあるとしたら、少しずつ自分を変えていくということだけ。できるだけ自分が得しようという考え方を削ぎ落とすこと。自分はいつでも最後でいいと思えるかどうか。

そういえば東日本大震災の日に、私は会社の慰安会があって横浜の温泉施設にいたのですが、そのビルから出てきたのは私が後ろから数番目、もしくは1番後ろだったかもしれません。お客さんだから本来なら早い段階で避難するのでしょうけど、あの状態で私がとっさに判断したのは「誘導係」をするということ。

自分がなんとかなるから、まずは他の人の安全と思ったわけです。それが正しいかどうかはともかく、それが種を蒔くということ。そういえば、あのとき蒔いた種はまだ芽を出していません。でも花を咲かせる目的ではないので、それはそれでいいんです。私の基本スタンスについて話しておきたかっただけ。3.11も近づいてきましたし。

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