タワーマンションは高嶺の花?【人間は正しい選択をするとは限らない】

昨日もUberEatsの配達をしてきましたが、天気予報がはずれて小雨になり、2日連続の雨。雨はUberEatsは配達員が少なく、注文が増えるので稼ぎやすくなるのですが、2日連続となると、お客さんも財布の紐が固くなるもの。そうなると必然的にタワーマンションの注文が増えます。

私が配達するエリアにはタワーマンションがあまりないので、タワーマンションへの配達なんて1日に1回あるかないかなのですが、昨日は1/3くらいタワーマンションもしくは、それ以上の高級マンションでした。タワーマンションよりも高級なマンションがあるの?と思うかもしれませんが、東京では本当のお金持ちはタワーマンションには住んでいません。

いや、住んでいる人もいないわけではありませんが、どちらかというと背伸びをした庶民が暮らしているのがタワーマンションです。ではお金持ちはどこに住むのかというと、比較的低層のマンションで暮らしています。もしくは松濤や代々木などの一軒家。低層といっても、私たちがイメージするマンションとはちょっと違います。

世の中には想像を絶するお金持ちがいるものです。違う世界の人たちと言いたいところですが、彼らもマクドナルドやケンタッキーを愛しており、同じ人間なんだなとUberEatsの配達をしているとわかります。この世界にきっと特別な人間など存在しないのでしょう。

タワーマンションで暮らしているのは背伸びをした庶民と言いましたが、世代収入が1000万円を超えればタワーマンションを購入できます。今どき共働きは普通ですから、夫婦それぞれ500万円の収入があればよく、一般的な企業に勤めていれば、それはそこまで難しくありません。

私だって会社員時代はそれくらいの収入がありましたから(なぜ1円も貯まらなかったのかは考えてはいけません)。それなりの大学を卒業した2人が上場企業に入社して20代後半で結婚すれば、住宅ローンの返済期間も長く設定できるので、審査落ちするということもありません。

タワーマンションは私のような低所得者にとっては、どうやっても手が届かないものですが、親の言うことを聞いてコツコツと勉強し、道を逸れることなく積み重ねてきた人には特別ではない買い物です。ただUberEatsの配達をしていると、そこで暮らすメリットってなんだろうと思うことがあります。

たとえばマンションの30階で暮らしてきたとします。停電になってエレベーターが動かなくなると、通勤するのに30階の階段を降り、さらに帰宅したら30階の階段を上がります。コンビニに買い物に行くのだって困難です。健康な大人はまだいいとして、子どもや高齢者はかなり大変なことになります。

しかも停電でセキュリティは機能しなくなります。自家発電できるタワーマンションもあるのですが、それこそ本当のお金持ちしか購入できない特別なタワーマンションです。停電が起きるのは地震だけではありません。台風や豪雨でも停電しますし、何でもないときに突然停電することもあります。

そわなリスクがある住処なのに、暮らしている人はそんなこと百も承知で購入しています。それはきっと停電のリスクよりも遥かに大きなリターンなのでしょう。世界を支配したかのような天空からの絶景とか、友人からの羨望の眼差しとか。それだけの収入があることを言葉にすることなく語ることもできます。

一方で立って半畳寝て一畳を形にしたような極小住宅を好む人もいます。私もどちらかというとそのタイプ。できるだけコンパクトに暮らしたいので、極小住宅の記事などを読むとワクワクします。ただ極小住宅なんて考えられないという人も多数います。人間の欲というのは幅広く面白いものです。

お金というのは選択肢を増やしてくれます。それは間違いないことで、新幹線に乗るのも自由席や指定席だけでなく、グリーン車も選べます。私なんかはそもそも新幹線を選べず夜行バスを使うことも多々。ただ選択肢が多いことが良いとは限りません。人は必ずしも正しい選択ばかりできるわけではありませんから。

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