昨日のUberEatsの配達で商品の梱包を待っていたら、商品ができたタイミングで店員さんが「ウーバーのお兄さん」と呼ばれました。お兄さん……まあマスクしてメガネして、帽子も被ってて、比較的若そうな服装をしているけど、中身はおっさんなのになと思った次第。
私は身長が低いのもあってか20代の頃から若く見られやすく、いま46歳だと言うと、どこでも驚かれます。別に自慢をしたいわけではなく、むしろ反対。ずっと若く見られることが嫌だったんですが、歳を取ったらポジティブに受け入れられると思ってたんです。
でも、46歳になっても若く見られると残念な気持ちになります。やっぱり威厳とか落ち着きとかが足りてないんだろうなと。若く見られる原因は私にあるわけで、決して「若い」と言う人にやめてほしいというわけではなく、そこは他人の評価なので別に構いません。
問題は自分の努力が足りないということ。もっともどうすれば年齢相応もしくは歳上に見られるのかは分かりません。それがわからないから困っています(そこまで困ってはないけど)。やっぱり高倉健さんみたいになりたいじゃないですか。黙っていても存在感がある感じ。
私は黙っていたらその他大勢になるから、ついおしゃべりになってしまう。男のおしゃべりなんて、みっともないだけだと知っているのに。でもおしゃべりなのと、若く見えるというのはあまり関係ないような気がします。もっと根本的な問題を私が抱えているはず。
たとえば責任感の欠如とか。責任のある働き方をしてこなかったから、苦労した顔にならないのだとすれば、それを否定することはできません。会社員時代もずっと「若手」でしたから。もちろん社会人としての責任、設計者としての責任はありましたが、大きな判断をすることはありませんでした。
あとは結婚や子育てをしていないというのも、責任感や苦労の部分で同年代と比べて劣るところ。フリーランスになって貧困生活になってからは、誰かをデートに誘うなんてこともしなくなったので、自分以外の誰かのことで思い悩むなんてことも、もう久しくありません。
ストレスも基本的にはゼロ。好きなことをして、やりたいことに埋もれていて、ありがたいことに好きなときに好きなものを食べられるくらいの収入を得られるようにはなっています。苦労は買ってでもしろと言われますが、苦労を選んでもその環境を楽しんでしまう自分がいます。
きっと年齢の部分ではしばらくずっと若く見られるような気がします。あまりいい歳の取り方をしていないわけですが、それが急に変わるようなことはないでしょうから。もちろん生きていたら何があるかは分かりません。想像を遥かに超える困難がこの先に待ち受けているかもしれません。
そうしたら、流石に年齢相応には見てもらえそうですが、その環境に自分がどこまで耐えられるのか。そもそも、人生が変わるような困難が目の前にやってきたら逃げ出すわけで、やっぱり高倉健さんにはなれそうにありません。人には人の適性というものがありますし。
ただ若ぶるのは、できるだけ避けるようにはします。知らないうちにやりがちなんですよね。40代になって、それなりに収入があると、10代のときに買えなかったものを買い揃えたくなる。時代は変わってもそれらはやっぱり若者のアイテムなので、おっさんが選ぶと無理が出ます。
もしくは若者の感覚でファッションアイテムを選んでしまう。似合っていればそれもありですが、深みのない生き方をしてきた私だと軽薄に見えるだけなので。やっぱり生き方の問題なのかもしれません。深く生きるとか、絶対に出来そうにないので、若く見られてしまうのは仕方ないこと。
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