何やら首相が異次元の少子化対策をされるのだとか。キャッチフレーズに「異次元の」と付ければいいと思っている官僚たちの安直さを笑う程度にしか関心がありませんが、47歳独身の立場からすればきっと大きな勘違いをしているんだろうなと。
極論を言えば、少子化対策なんて恋愛ドラマや恋愛バラエティのテレビ番組、配信番組をガンガン流して、メディアが芸能人の熱愛をポジティブなものとして報道すれば、簡単に解決すると思っています。こういうのは分析すればするほどおかしな方向にいきます。
分析すれば、みんなお金がないから結婚しなかったり子どもを作らなかったりするとなっていますが、本当はそれ以前の問題で、恋愛に対して臆病で、何ならデメリットを感じていて、独身でもそれなりに楽しいからそちらに流れていないだけ。
異次元の少子化対策でそういう根本の心理部分まで手を加えるなら流れが変わる可能性があります。これまでの政府だとそれはできない気がしますが、今回中国の締め出しをしたことを考えると、思っている以上に優秀なブレインがいるようにも感じます。
そういう書き方をすると上から目線になっていてよろしくありませんが、やっぱり少子化がお金の問題でないのは、ここまで国がやってきた施策が何も結果を出していないことを考えれば明白。むしろ世界的には貧しい国ほど人口が増えているわけでして。
人口を増やすための極論としては避妊具の販売を禁止すればいいだけです。いや、無理なのはわかっていますよ。でもそれが「異次元」なわけです。あと30歳を超えたら国が決めた相手と強制的に結婚させるとか。
でも、人権みたいなことを言えば何もできないわけです。勘違いしないでほしいのですが、人権が不要だと言っているのではなく、そういうことをしていると「異次元」でもなんでもないと言っているだけです。私だって矯正だったら結婚すると思います。
反発するかもしれません。でもその決まりが50年続けば、その頃になると「恋愛結婚を30歳までにしないと、知らない人と結婚させられる」というのが常識になるわけです。男女が一緒に暮らしていて避妊具が使えないなら、黙っていても少子化は解決します。
そこまでは無理としても、それくらいのインパクトのあることをしれっとやりそうな雰囲気はあるんですよね。そうする以外に解決の道が見つからず、国を守るためには必要なことなので。良いか悪いかは別としてコストパフォーマンスは高いですし。
ちなみに私は結婚願望はないわけがなく、必要があればするくらいに考えています。しなくても、そういう人生だったと思うだけで。基本的に受け身で生きてきましたし、これからもそれは変わりません。私の人生において自分から望んで何かをするということはほぼないんですよね。
恋人がいればきっと人生が充実するんだろうなと思いますが、現状の生活を考えたときに、とても時間が足りなくなるのは目に見えていますし、いい歳ですのでそもそも相手もいないわけでして。まぁ言い訳はいろいろとあります。
でもそんな立場だから思うこともあるんです。少子化対策で求められるのは結婚をしたくなる雰囲気を作ることで、金銭的なサポートをすることではないんですよね。今回はそれなりのブレインがいるのでしょうから、私の想像を遥かに上回る対策を打ち出すのでしょうけど。
