ビジネスの世界は平等ではないけどそれでも僕らは生きていかなくてはいけない

北海道に来なかったらこんなにストレスフルな日々にならなかったのにと思いつつも、そういう経験ができているのも5年後10年後にプラスになると信じているわけで、そういう意味ではそれなりに充実した日々を過ごしています。

ここに来て多くの人に接しているのもあり、ビジネスの世界には平等というものはなく、かならず格差が生まれるということ。正確にはいかにしてマウントを取るかが重視されており、少しでも相手よりも強い立場に立とうとするのが人間なんだということを実感しています。

そんなビジネスの世界でも誠意のある人はいてくれて、私にとっての清涼剤となってくれているのですが、いかんせん魑魅魍魎の世界。こういう場所は自分には合わないとは思うものの、やると決めたことを放り出すわけにはいけないので、自分なりのやり方で前に進んでいます。

そういえばアルプス技研時代もマウントの取り合いというか、力で周りを支配しようとする人が多くいました。今のアルプス技研がどのような会社になっているのかはわかりませんが、社会人になりたての私にとっては、それこど魑魅魍魎の世界でした。

あの頃は逃げるしか選択肢がありませんでしたが、今ならもっと違うアプローチができたかなとも思います。ただ基本的に人とぶつかることは嫌いなので、やっぱり逃げるが正解なんでしょうね。言葉で言いくるめたところで何も生まれませんし。

ビジネスの世界と私が目指す「雨ニモマケズ」の世界。本来は同じものだと私は思っているのですが、現実は真逆の世界で、誰もが自分のため自社のために行動する。そうでないと生き残れないから。でも、そこは修羅の道であってリスクしかありません。

ビジネスの世界もベースにあるのは人。人を動かすにはどうすればいいのかを考えないと、痛い目にあうということを痛感したこの1ヶ月。ただ失敗があったからこそ腹をくくることもできましたし、結果オーライといったところ。

自分にできることできないこと、向いていること向いていないこと。いつもと違う環境で働いたからこそ見えてきたものがあります。もう47歳ですから、もうできないことをできるようにがむしゃらに働くのではなく、自分の武器を最大限に活かして生きていく。

その結果としてマウントをとられるのは構わないですし、ゴーイングマイウェイでいいんじゃないかなと。誰かの人生を生きているわけでも、演じているわけでもないのですから。自分らしくいられる場所はどこなのか、これからしっかりと追求していこうかと。

ではそれがどこなのかというと、それはまだ見えていません。ただ、組織の中でないことだけは確かです。いや、組織でもそれぞれが個性を発揮しあって、フラットな関係でいられるのであれば問題ないんですけどね。

ただフラットな関係を作ること自体が不可能なんじゃないかなと。仕事ができる人もいればそうでない人もいる。コミュニケーションの得意不得意もあります。仕事に対する向き合い方の違いもあります。その結果、どうしても上下関係ができてしまう。それが本当に嫌い。

もっとも私の考え方のほうが圧倒的マイノリティで、ずっと組織の中で働いてきた人にはきっと理解されないのでしょう。私の正義はあくまでも私だけのもの。振りかざす必要はなく、ただ自分の中では大切にしていかなくてはいけないもの。北の大地で失ってしまわないように気をつけます。

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