誰かのせいにするのではなく今できることを考える

今のままでは目標に到達できないとわかったとき、どう行動するべきか。多くのケースで思考停止して、無理だとわかっていながら走り続ける。それも目標に達成できないのは誰かのせいにして、自分は悪くないのだと言い聞かせる。

具体的には書けませんが、そういう状態に入りかけていたところである人に「その状態で何ができるかを考えろ」と注意されました。ありがたい話です。組織で働くのは疲れますが、そういうときに正しい道へと導いてくれる人もいるわけです。

組織で働いていると、本当に思うようにならないことだらけで、会社員として働き続けている人を心の底から尊敬しています。私はとにかく自分で考えて自分で行動するのが好き。いや、思い通りにならないことを嫌悪していると言ったほうが適切かもしれません。

もちろん世の中には思い通りにならないことのほうが多く、そんなことを言っていたら山奥で1人暮らしするしかないわけです(実際にそれを望んでいる)。ただ基本的にはポリシーがないので「思い通り」にならなくて困ることはほとんどありません。

この数週間で仕事環境との向き合い方も大きく変化させて、ストレスも大幅に減っています。ただそれでも、どうにもならないことが起きたときに、ときどき誰かのせいにしてしまいがち。まだまだ未熟なんでしょうね。

私の理想とする男のほとんどは、北方謙三さんの小説の中にいるわけですが、その男たちに共通しているのは無理だと思われる環境でも、愚痴も言わずに自分で道を切り開いて仲間を助けます。小説の中の人物ではありますがそこに私の理想が詰まっています。

そういえば久しく北方謙三さんの小説に触れていません。北方謙三さんどころか小説そのものを読んでいませんが、私の場合はそういうときに視野が狭くなるというか、自分の本質の部分が表に出やすいのかもしれません。

そもそも影響されやすいタイプの人間なので、水滸伝や楊令伝、岳飛伝なんて読んだ後は、自分が漢にでもなった気分になって、言動もそれらしくなるのですが、小説成分が抜けていくと本来の弱々しい自分が顔を出すわけです。

小説だけでなく映画も久しく観れていません。インプットがほぼゼロなんでアウトプットの内容も薄いものになってしまいがちです。仕方ないことではありますが、もうちょっとインプットの時間を増やさなくてはいけません。健全な自分でいるために。

いずれにしても、上手くいかないことを誰かのせいにしないこと。そんなあたり前のことすら忘れるくらいインプットが不足しています。1日1ページでもいいので楊令や岳飛に会いに行くとしましょう。きっと今だから感じられることもあります。

そして、いろいろな気付きをくれる人たちへの感謝も忘れてはいけません。私はこれまでと違う世界に身を置いていて学ぶことしかないような立場になります。いろいろやっているとそれを忘れそうになりますが、私はまだまだひよっこ。

やることが明確になったからか、昨日はこれまで以上にいい仕事ができました。結果を出すために行動する。今できるベストを尽くす。やることは仕事もマラソンも同じです。能力以上のことなんてできませんから、これまで通りコツコツ続けていきます。

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